KDDIとソフトバンク、地方での5G基地局を共有へ
いや実際、KDDI、ソフトバンク、楽天が生き残る道はこれしかないでしょ。5Gだと基地局自体がセンターノードと分散ノードに分割可能で、その間のインターフェースが標準化されている上、多対多の接続も考慮に入っているわけで、現地にばら撒く分散ノードが各社のセンターノードとリンクしてそれぞれの事業者の周波数で電波を出す、っていうことが可能なんですよね。つまり、各社が各社の都合でロケーションを確保して分散ノードを置き、契約に従って他社センターノードとリンクして電波を出す、ってことが可能。5Gの割当周波数は一部を除いて全社共通バンドなので、バンド内でのシフトだけで対応可能だし、最近の無線機は出力可能なベースバンド幅の合計も格段に上がっているので、三社分のベースバンドを受け取って全部RFに吹くくらいのことはできそうな気がします。なので実現性はかなり高いし、楽天辺りが独りで大法螺を吹くならまだしも、比較的お堅いKDDIが中心的に回しているのなら、「non NTTインフラ連合」が本当に成立するんじゃないかなー、なんて思います。まあもっと言うと、今は上のレイヤ、googleやappleなどのOTTがほぼインフラただ乗り状態でキャリアの市場を食い荒らしている状態なので、東西、Nコム、ドコモも加えた「ローレイヤインフラ連合」でも作らないと、GAFA辺りに対抗して生き残ることはできないんじゃないかなー、なんて思ってますが。
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