米でオバマ時代のネット中立性の撤廃が承認
こんなもん当たり前や。私なんかはこの一点だけでトランプ支持だったからね(コラ)。このネット中立性なんていうまやかしのおかげで、googleやamazonなどのOTTがインフラ事業者に対して圧倒的に強い立場を確立してしまったんですよ。要するに「ネットワークはタダ」っていう幻想。ネット中立性においては、特定のコンテンツを特別扱いすることを禁じていますから、結局は、インフラ事業者はすべてのコンテンツが利用する帯域にかかるコストを加入者から等しく吸い上げるしかなかったんです。簡単に言えば「すべてのネット加入者をgoogleの養分にする」っていう政策。いくらなんでもばかげています。だってさ、「水や空気はタダ」って言ってるのと同じですよ。いや、確かに古い時代は水はともかく空気はタダ、だったかもしれませんけど、そんなこと言ってたらいつの間にか「空気を盛大に汚して操業する工場のほうが経済的に有利」になっちゃって、大気汚染問題になったわけじゃないですか。で、結局は「空気を汚すこと」や「CO2を排出すること」にペナルティが設けられて、経済的合理性に基づいて工場は空気の汚し具合を自分で制御するようになった。同じなんですよ。ネットは(加入者が払うから)タダ、だと、googleやamazonなんてのはネット汚し放題にするわけです。自分とこのサーバの容量・回線さえ手当てしてひとたび「ザ・インターネット」に抜けてしまえば、そこから先はいくらでも無駄データ垂れ流しできるわけです。いくらネットを汚しても払うのは利用者。ネット中立性ってのはそういうこと。誰もが排ガスを出す中で、空気は公共のものなんだから、排ガスの中身(有害性だの温暖化リスクだの)を評価して排出させないように規制しちゃだめ、ってずーっと言ってたようなもんです。ようやく一歩。私があと気になっているのは、やたらと匿名化・暗号化する流れ。通信事業者が通信内容の秘密を漏らしちゃダメってのは当然ながらも、利用者(googleも含む)が暗号化によって自力救済するのはどうよ、って思うんです。空港の搭乗ゲートでみんなX線防護のスーツケースを使っているようなもんで、爆弾入れてたって分からない。そんなことされたら危なくて飛行機なんて飛ばせませんよ。個人情報と通信の秘密の保護はある程度コントロールされるべき、というのが私の考え。※以上はあくまで個人の感想であり効果効能を(略)
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Written by wnyan
ケータイニュース.net
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