バッテリーとの戦いを今後も力強く推し進めて行く決意を新たにする無線にゃんですこんにちは。
バッテリーってめんどくさいですよね。いや、バッテリー自体はとても便利なものです。これがないと世の中の技術のほとんどが実現できてませんからね。無線通信においてはほぼ必須と言えます。
だからこそ、バッテリーはめんどくさい。充電しないと切れちゃうのがめんどくさい。こればかりはどうにもならないので文句を言ってもしょうがないんですけど、それでも、昨今のいろんな事情がこれにかみ合ってくると、めんどくささが一気に加速する未来が見えてきます。
ちょっと前は、携帯電話なんて一人一台、二~三日はバッテリーが持つのが当たり前でした。それが、最近では、スマートフォンを持っていれば大体毎日充電する羽目になるし、格安MVNOとか何とかが出てくると、携帯電話と格安スマートフォンの二台持ちになりました、って人も増えてきているんじゃないでしょうか。メイン回線がスマホだったりすると悲惨ですね。毎日、家に帰ったら二台充電をしなきゃならない。
さらにさらに。今度は、IoTだとかウェアラブルだとか言い始めてますよね。車やエアコンに通信機能がくっつく分にはぜんぜん問題ない。問題は、人が持ち歩くモノにまで通信機能が載り始めたら、ですよ。
まず今のところは、腕時計型ウェアラブルが流行の兆しですね。でも、あれって、バッテリ容量見れば分かるんですが、たぶん一日しか持たない。がんばっても二日とか?バッテリの残りを気にして腕時計を使うくらいなら毎日充電で安定です。今現在、ケータイとスマホを二台持っているとしたら、これで毎日充電器に載せる端末が三台に増えますよ。はっきり言って、この手間は大きい。
正直なところ言います。私、メインケータイ、サブのスマホ、サブのPHSと、三台が常時携帯の対象なんです。ケータイは三日、PHSは五日、スマホは一日、ってのが、充電サイクルなんですが、いつ充電したかなんていちいち覚えてらんないし、だったら全部毎日充電しちゃえばいいんですけど、その手間が本当に面倒で。充電コネクタ挿すだけってのは言われなくても分かってますけど、一日終わって家について一息、って時に三台の世話をするってのが億劫で億劫で。結果として、実は、PHSは充電コネクタ挿して家に置きっぱなしです。だから私の経験上、「毎日充電」対象が二台を超えると人間サボり始めるかどれかの携帯をあきらめる、ってことになると思うんですね。
まして、今って、移動体キャリアが、一台でもたくさん持たせようと必死じゃん?スマホにタブレットくっつけると安くしますよ、とかって。いいんだけどさ、かばんに入れてあるタブレット、絶対充電忘れるんですよね。うん、私だけじゃないと信じたい。
今後、タブレットやウェアラブルばかりじゃなくて、もっといつも持ち歩くもの、それこそ、ペンとか靴とかまで情報化しちゃったら、その充電の手間がとんでもないことになるわけですよ。だから、SFでよくあるような何でもかんでも情報化されちゃった世界って、実現しないよね、ってことで。
もちろん、今のままでは、って注釈付き。要するに、もっと簡単に充電できる仕組みがほしいんですよね。Qiなんてのはまだ出来損ない。どっかに書いた気もしますが、たとえば、家の床すべてが非接触充電対応とか。被充電端末を感知して対象の端末に入力。かばんに入れたままのタブレットやノートPCにも充電できるし、なんなら、ペンや靴だってかばんに入れっぱなしでも玄関に脱ぎ捨てても充電できる、みたいな。そこまでじゃなくても、充電パッドの上に対応端末を複数台スタックして置いてあっても全台均等に充電できる非接触充電方式ができるだけでだいぶ違いますよ。
そんなわけで、IoTとかウェアラブルとか言葉遊びを流行らせる前に、まずは無線通信の不便性トップランカーであり方式を問わず普遍的な課題である「バッテリ・充電問題」に優先的に取り組んでほしいなあなんて思うのでした。でわ。
