ドコモ、iモードケータイの出荷を終了
わー。iモードが終わるぜ。アクセスからコンテンツまでを端末内部で垂直統合する、という、iPhoneモデルの原型とも言える歴史的なサービス。ということなので、端末の販売終了は実質のサービス提供終了と同義、と私は勝手に考えております(笑)。とはいえらくらくホンは当面続けるってことなので、本当の終わりはまだ先なんでしょうけどね。そもそも、iモードのプラットフォーム上で提供されるコンテンツの拡充は、ちょっと前にはほぼストップしていましたよね。私がなんとなく覚えてる限りでは、iコンシェルくらいが最後のiモードアプリケーションなんじゃないかなあ、と。正直ね、iモードみたいなモデルでエンドコンテンツまでを実質囲い込めていたから、通信料の完全定額とかが成り立ってたんだと思うんです。その囲い込みが崩れて、言ってみればちょっと前の「ただ乗り」論と同じ、ダムパイプ化した通信サービスの上で好き勝手に大容量のコンテンツを赤の他人同士がやり取りしてる状況になると、そりゃ、データ量当たりでの課金をするしかなくなるんですよね、通信事業者としては。LTEになってデータ量当たりのコストは下がったはずと言われつつ料金プランが逆行したのは、偶然か必然か、LTE化とスマートフォン化が同時に進行したから、と言うことだと思うんです。なんだかだ言ってもね、端末と料金プランを完全に切り離すのは難しいよ、って話。前回のコメントとはまるで逆ですけど。ただ、「月間○ギガバイト」っていう決まり決まったプランについては、もっと柔軟性を持たせてもいいんじゃないかなあ、と、まだ思っています。MVNOでやってるデイリー通信量プランとか、バーストだけ対応プランとか、ね。柔軟な利用形態への対応こそLTE時代に求められる通信事業者の役割であり、そこで差をつけられる事業者が生き残れると思うんですよねー。
TWEET
[Tweet]
Written by wnyan
ケータイニュース.net
当サイトのニュースチェック用情報収集ポータルをコメント機能付きで開放中。
当サイトのニュースチェック用情報収集ポータルをコメント機能付きで開放中。