下りはドコモ最速、ソフトバンクの上りはにわかに信じがたい結果
ソフトバンクの上り通信速度が理論値を超えたそうです。これって、不正をしているのが公的にばれちゃたよ、って言うニュースってことでいいですかね(苦笑)。
前から、ソフトバンクは速度計測サイトや速度計測アプリによる通信の場合だけ見かけ上の速度が速くなるような仕掛けを端末やネットワークに仕込んでいる、なんて噂をよくきいたものですが、総務省の調査でそれをやったらさすがにダメでしょ(総務省調査じゃなくてもダメですけど)。
総務省の調査の目的は、「スペック速度ではなく本当の無線区間の速度を地域別に調べ正しい情報を利用者に供する」ってことなのに、そこで、見かけ上の速度ブーストをやるのは、「工夫」ではなく「不正」です。なぜって、本当に速度が速くなってるわけじゃないんですもん。
効率化の結果、って言いますけど、効率化は1未満のものを1に近づけることを言うんです。1を超えたように見せかけることを効率化とは言いません。もしくは、何らかの超技術で国際標準技術の理論値を超えるビット伝送ができるようになったんですかね。
やってることはだいたい想像はつくし皆さんの想像の通りだとは思いますけど、それは実際の改善ではないばかりか、欺瞞以外の何ものでもありません。いやさ、端末内で仮想的にバッファ送りきったように見せかけて、もしその直後に移動に起因した無線断でも起きたらどうすんの? 送りきったとユーザが思い込んでるデータは送りきれずに端末内に滞留しているわけですよね? 送ったはずのものが実際には送れてないって。いや、Vodafone時代にも送ったはずのメールが送れてないなんてトラブルがありましたけど、なんか似たような話だなあ。本質的には変わってないんでしょうね、ユーザに対する誠実さとか、そういう面での考え方が。
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Written by wnyan
ケータイニュース.net
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