LTE、EV-DO Advanced、au Wi-Fi SPOT、WiMAX――KDDIの“マルチネットワーク”最新事情
あれそういえばEVDO advancedとかいう新しいキーワード。いやどうせ勝手に名前つけて喜んでるんだろうとか思ってたんですが、調べてみたらちゃんとした3GPP2標準技術なんですね。いろいろとコンセプト的な速度向上技術が盛り込まれているっぽいですが、実際のauネットワークで動いているのは、いわゆる「ロードバランシング」すなわち「負荷平準化機能」のようです。3GPPではリリース9(2010年リリース)で取り入れられた機能ですが、こちらはいろんなベンダのいろんな特許や思惑が交錯してどうやらまともに動かない酷い標準になっているくさい。んですが、3GPP2ならQualcomm一社支配なので割と早期に商用化できたって感じですね。CDMA系の方式は案外セルがオーバーラップしているんですが、普通は最大パフォーマンスを出すためにSIRが一番良好なセルを選択するようになっていて、もちろん強制ハンドオーバもできますが、端末のおかれている電波状況や隣のセルが混んでいるかどうかの情報交換などから最適なセル選択をさせる複雑なシステムが必要。EVDO advancedはそういった基地局同士の情報交換や端末状況のレポート機能などが標準化されたもののようです。実効速度2倍は言い過ぎにしても、特定の状況で特定のセルに通信が集中することで品質が大きく劣化するというのが3G通信が遅くなる原因の大半ですから、それが一気に軽減されると考えれば効果は大きいかもしれません。
あれそういえばEVDO advancedとかいう新しいキーワード。いやどうせ勝手に名前つけて喜んでるんだろうとか思ってたんですが、調べてみたらちゃんとした3GPP2標準技術なんですね。いろいろとコンセプト的な速度向上技術が盛り込まれているっぽいですが、実際のauネットワークで動いているのは、いわゆる「ロードバランシング」すなわち「負荷平準化機能」のようです。3GPPではリリース9(2010年リリース)で取り入れられた機能ですが、こちらはいろんなベンダのいろんな特許や思惑が交錯してどうやらまともに動かない酷い標準になっているくさい。んですが、3GPP2ならQualcomm一社支配なので割と早期に商用化できたって感じですね。CDMA系の方式は案外セルがオーバーラップしているんですが、普通は最大パフォーマンスを出すためにSIRが一番良好なセルを選択するようになっていて、もちろん強制ハンドオーバもできますが、端末のおかれている電波状況や隣のセルが混んでいるかどうかの情報交換などから最適なセル選択をさせる複雑なシステムが必要。EVDO advancedはそういった基地局同士の情報交換や端末状況のレポート機能などが標準化されたもののようです。実効速度2倍は言い過ぎにしても、特定の状況で特定のセルに通信が集中することで品質が大きく劣化するというのが3G通信が遅くなる原因の大半ですから、それが一気に軽減されると考えれば効果は大きいかもしれません。
TWEET