第1回 dがシンボル、スマホ向けサービス本格始動
最終的にiモード完全互換を目指しているとも言える、ドコモのdメニュー。これ、確かに利用者視点で今まで出来ていたことを自然に引き継げる、と言う利点はあるものの、それよりも重要なのが、コンテンツプロバイダがこれまでと同じ仕組みでコンテンツを提供できる、と言うところにあるのではないかと思います。公式サイトを「認定サイト」と読み替えていますが、事実上はこれまでも公式サイトはある意味ドコモの認定を受けて提供していたもの。元々、認証のための特殊なプロトコルを使うわけでもなく、HTTPベースのリクエストで認証情報を平文でやり取りしていたため、この「ドコモによるCPの認定」と言うのは非常に重要な役割を負っていたわけで、今後、ヘッダなどを自由に偽装できるスマートフォンがこの仕組みに入っていくに当たっては、やはり相当いろいろなセキュリティを組み込んでいることが伺えます。単にスマホ向けにもコンテンツ課金システムを開放しました、だけじゃ絶対に済まないはずで。となると、そういった何重ものセキュアシステムの中には、端末側での対応と言う防壁も必ずあるはずで、そういった部分に対応できないこと(つまり防壁のうちの一つを突破された状態で出荷される)が、ドコモがiPhone獲得に躊躇する一つの要因である、と言うのは必ずしも間違いではなさそうです。
最終的にiモード完全互換を目指しているとも言える、ドコモのdメニュー。これ、確かに利用者視点で今まで出来ていたことを自然に引き継げる、と言う利点はあるものの、それよりも重要なのが、コンテンツプロバイダがこれまでと同じ仕組みでコンテンツを提供できる、と言うところにあるのではないかと思います。公式サイトを「認定サイト」と読み替えていますが、事実上はこれまでも公式サイトはある意味ドコモの認定を受けて提供していたもの。元々、認証のための特殊なプロトコルを使うわけでもなく、HTTPベースのリクエストで認証情報を平文でやり取りしていたため、この「ドコモによるCPの認定」と言うのは非常に重要な役割を負っていたわけで、今後、ヘッダなどを自由に偽装できるスマートフォンがこの仕組みに入っていくに当たっては、やはり相当いろいろなセキュリティを組み込んでいることが伺えます。単にスマホ向けにもコンテンツ課金システムを開放しました、だけじゃ絶対に済まないはずで。となると、そういった何重ものセキュアシステムの中には、端末側での対応と言う防壁も必ずあるはずで、そういった部分に対応できないこと(つまり防壁のうちの一つを突破された状態で出荷される)が、ドコモがiPhone獲得に躊躇する一つの要因である、と言うのは必ずしも間違いではなさそうです。
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