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2011/11/22 10:00 · サービス解説, 事業考察

あーそういえばちょっと前に書いた、「Xiトーク24」のひみつに関していろいろと情報をお寄せいただいていて、その中でも特に多かったのが、「FOMA端末のままXi契約に移行できるらしいですよ」と言うものでした。

これは、もうその当日ぐらいからお寄せいただいていた情報で、実際、最近では全然モバイルに興味のない田舎の家族でさえ知っているレベルの話になっていて(笑)、もはや常識に近い話なのかもしれません。

となると、Xiトーク24が、Xiに移行させるためのエサだという前提が崩れるのでは、と考える向きもあるかもしれませんが、私の考えは、ドコモが狙っているのはXiそのものへの移行ではなく、「従量制への移行」、なんです。つまり、料金プランをXiプランに変えること=7GB制限による「実質の従量制への移行」なんです。もちろん、FOMA端末であっても、この従量制の罠から逃れられるわけではありません。

つまり、FOMA端末のままでプラン変更できるということは、「これまでどおり無制限のデータを使いたいか」「音声定額の代わりにデータを従量制にするか」と言う選択肢が出てきた、それだけの話なんですよね。で、「データ従量制」と言う部分が大きくアナウンスされていない現状、多くの人が音声定額に釣られてXiプランに変更し、実質従量制へ移行していっている、と言うことになるわけです。

ドコモはユーザがXiを使おうがどうしようが気にしていない、むしろ、バンドも狭いし局も少ない現状のXi=LTEを見るに、その利用はまだほどほどにしておいて欲しいと思っているくらいだと私は思ったりします。何しろ、無線部分が大幅に拡張されたLTEにおいては、今度は地上網(コア=EPC)がかなり厳しいボトルネックになるからです。実際、ドコモくらいの力があれば、あっという間に全国みっちりカバーするくらいはすぐに出来ると思うんです。それがなぜ現状、飛び飛びスカスカで水玉模様のエリアになっているのかと言うと、まだコア側の回線容量の手当てが追いつかない、と言う状況だからではないかと睨んでいます。

だから、LTEを使わずに従量制プランに変えてくれる人は、ドコモ的には大歓迎ではないでしょうか。ついでに無料通話分も消えて、他社通話分は丸々収益になるようになれば、収益的にもプラスになるかもしれません。案外、今回の施策、Xiそのものよりも、逼迫した3G容量をどうにかしようと言う目的で打たれたものかもしれません(ちょっと言いすぎ)。

まぁそれでも7GBはさすがにFOMAで到達するのは厳しいラインですから、通話をほとんどしない、なおかつ特にテザリングなどを多用する向きには、Xiプランへの移行は十分にお得な選択肢となりうるわけで、考えてもいいのかもなぁ、とも思います。でわ。

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