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2012/2/28 23:59 · ニュースコメント

ドコモ、公衆無線LANサービスMzoneをdocomo Wi-Fiに名称変更
Mzoneとかいうどこの誰のサービスだかもわからないものから、ブランドをドコモに統一する方向。ロゴキャラクターにしっかりとドコモダケをあしらい、ブランドイメージの集約を図っていて、ソフトバンクのやり方をよく勉強しています。いや、最近、ソフトバンクのWi-Fiスポットもよく見かけて、しかもそのステッカーが、きっちりとお父さん犬をあしらっていて、ソフトバンクの文字がなくても、あ、ソフトバンクのお父さんだ、って遠目からわかるんですよね。シンプルで唯一のキャラクターにブランドイメージを集中させていくというやり方はソフトバンクは本当にうまい。ドコモはこれまで本当にバラバラ。ともすれば、サービスごとにテーマカラーがバラバラでさえありましたから、それを多少はマシにしようという方向なのでしょうね。といっても、ドコモダケもちょっとごちゃごちゃしたイメージでいろいろな色を入れすぎてて、遠目から「ドコモだけだ!」と分かるかというと、微妙ですけど。自称プロのシロートがデザインすると、ああいう、ごてごてと色を詰め込んで「この色は○○を表しこの色は○○を表し、それらが統合されたイメージとしてこのキャラクターなんです」とかやっちゃうわけで。シンプルな「白!黒!赤!」なソフトバンクのお父さん犬のデザインの秀逸さは脱帽ものですよ。コンシューマ向けキャラクターやロゴに思想やスローガンを入れようとしちゃいけないし、ただかわいいだけでもいけない。もちろん途中で色やら形やらをコロコロ変えるなんてもってのほか。だから10年後20年後も通用させるというくらいの覚悟のデザインが必要。今後は、イメージ集約ってだけじゃなくて、そういう(当たり前の)手法も勉強していかないと、対ソフトバンクの巻き返しは厳しいと思いますよ。
通信負荷への懸念高まる、GSMAがアプリ開発のガイドライン発表
世界最大のセルラー通信業アライアンスであるGSMAがついに「通信量(正確には呼処理負荷)を軽減するアプリの書き方」まで出すことに。といっても、結局は、通信を提供する側の論理で、「利用者であるアプリ」がそれに従わなければならない理屈はないわけです。もちろん、制御信号を発生させる契機というのは様々で、単に同じ作法に基づいて作っても、あるキャリアでは負荷低減になっても他のキャリアではさほどでもない、ということも起こります(ネットワークパラメータが違うので)。結局キャリアがすべきことは、料金と技術でそれらのアプリが発生させるトラフィックとトランザクションを抑制することなんですよね。たとえば、アプリは必ず特定のネットワークAPIを使って一定回数のトランザクション権を取得しそれをOSに渡してからトランザクションを発生させる、というようなやり方。取得した以上のトランザクションを発生させようとすると当然OSとネットワークからストップがかかる。ただ、ネットワークはどのアプリが発生させようとしているのかまではわからないので、そこは、トランザクション権情報を渡された端末OSが判断してあげるしかない。OSとしても、トランザクション権を無用に消費されるのは非常に困ったことになるはずなので、各アプリの権利を積極的に管理するようになるでしょう。ちなみに、トランザクション権獲得のAPIアドレスは各キャリアがDNS強制書き換えなどで同じドメインでアクセスできるようにしておくなどすればキャリアごとのアプリの書き換えなども不要になります。というような感じの仕組みを使っていかないと、いくら「この作法に従ってくださいね」というお触書を出したって、誰も従うはずがないんですよ。端末が一足先にスマートになったのに、ネットワークがスマートになれていないのが最大の問題。スマートネットワークで快適かつ安心なアクセスを提供する、それができるかどうかというのが、今後のキャリアの価値であり、利用者がネットワークを選ぶ基準になっていくのではないかと思います。

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2012/2/28 23:59 · ニュースコメント · 2 comments
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2 Comments to “ニュースコメント[2012-02-28]”

  1. 3GPPでもこのモバイルアプリケーションによるNetwork負荷・渋滞問題が、TR22.801(http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/22801.htm)で論議・標準化作業が行われています。
    まだUse Caseとして問題提起するだけで、仕様は何も決まっていませんが。。。
    このTR22.801を提起した会社は中国の華為です。
    華為とかZTEとかの中国IT企業の3GPP活動はかなりすごくて、自社の特許に関連した提案をいつも相当数挙げてきます。
    国をあげてそういった活動をやっているからだと思いますが、日本の企業はどこも太刀打ちできない状態になっていて、少しさびしいですね。
    ちなみに、同様にNetwork負荷・渋滞が将来確実に問題になるとされている、M2M分野においても、TR23.888とかで色々と論議されていますが、形になるのはRelease12以降だと思います。

  2. […] ドコモ、公衆無線LANサービスMzoneをdocomo Wi-Fiに名称変更-無線にゃん http://wnyan.jp/3050 […]

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