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2012/6/20 23:59 · ニュースコメント

VoLTE service revenues predicted to reach $2 billion by 2016
VoLTEの記事。VoLTEは、Voice Over LTE、要するにLTE無線を使って音声サービスをやる話なんですが、単なるパケット通信上のVoIPよりももう少しだけ、きちんとした音声サービスができるような仕組みが作りこまれています。と言っても、回線交換ベースでの音声サービスのような品質が出せるわけではなく(特にバックボーンの作り的に)、たとえば、FTTHやCATVでやってるIPベースの電話サービスと同じようなことをLTEでもやる、と思えば間違いないと思います(まぁFTTHとかのIP電話で品質十分だとは思いますが)。記事中では、VoLTEは特にCDMA2000キャリアにとって重要なシステムになろう、と書かれていますが、実際にその通りだと思います。音声・データの同時通信ができないというCDMA2000の弱点を補うということもさることながら、CDMA2000システムは今後、対応チップが限られてきて端末調達コストも上がるし、インフラ装置を作るベンダも減っていくのでインフラ維持コストも次第に上がっていくことが明らかだからです。その点、GSM/WCDMA系は、とにかく圧倒的な数のインフラが出ているので、そういった段階になるのにはまだ時間がかかるだろうし、ほとんどのGSM/WCDMA/LTEキャリアは、ルーラルでのGSM継続、特にLTEで一部劣化してしまっているリンクバジェットを補償するためにフリンジエリアでGSM/WCDMAを活用するという用途は当面残るようなので、CDMA2000キャリアほど切羽詰まった状況ではないと思われます。VerizonがVoLTE導入をものすごく急いでいるという話は聞こえてきますし、おそらくKDDIもかなり早期にVoLTEを入れるんじゃないでしょうか。記事中では「CDMAではCSFBが使えないので無線をデュアルで使わざるをえない」とか大嘘が書いてあるのが気になりますが(苦笑)、CDMAでもちゃんとCSFBは標準化されていて、KDDI含む世界の多くのCDMAキャリアが採用予定ですので、お間違えなきよう。ところで、OTTプロバイダ(Over The Top、通信サービスよりも上の層で仮想的な通信・コンテンツサービスを提供する人)によるVoLTEとの競合も話題にされていますが、これに関しては、キャリアがしっかりとVoLTEの優位性、特性を啓発して、単なる競合とならないように注意しなければならないと思います。なんだかだで、データストリームの上でしか制御できないOTT VoIPサービスは無線を非同期で使うので待ち受け中、通話中の消費電力は数倍になるはず。まぁスマホの場合はそれ以外の消費電力が多すぎるので大きな違いには見えないのかもしれませんが、そういった点でキャリアの「伝える努力」が今後必要になるはずです。

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2012/6/20 23:59 · ニュースコメント · 1 comment
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1 Comment to “ニュースコメント[2012-06-20]”

  1. VoLTEといえば、過去にKinetoが中心になって提唱していた、GANの技術を流用するVoLGAなんてものもありましたが、自然消滅しているみたいですね。
    ちなみに、VoLTE=LTEでIMSを対応することだと思っていましたが、間違っていますか?

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