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2013/3/19 23:59 · ニュースコメント

スマートフォンの時代は終わる
とりあえず流行りものもに対して「終わる」といっときゃかっこいいだろ的な空気を感じないでもない記事。ネットワークはどんどん安くなるのですべての端末がシンクライアント的になっていく、と言う考えは、真っ向から否定するつもりもありませんが、とはいえ、「ネットワークはいくらでも安くなる」と言う安易な予想については一言申し上げたいところ。ビット単価で考えれば値下がりしているのはわかるんですが、結局、M2Mなどの特殊な用途を除けば、人間が使うという前提の上では、人間がどのくらいの時間、どんな場所で使うか、と言うことが一番重要なファクター。ビット単価の低廉化は、単に、その情報の中身、精密性を向上させているだけで、同じ時間、同じ空間を占拠する通信の単価は、むしろ値上がりしている傾向がある、と私は思っています。そもそも、無線通信は極めて空間占拠性の高いものなんです。その中にたくさんのビットを詰め込めるようにはなっていますが、一定の空間を占拠する無線周波数の多寡にはずいぶん前から限界が来ています。この記事の言う様にリアルタイム性の高いアプリケーションが増えていけば、それに対して情報を処理する人間そのものの時分割性が重要なファクターになっていくので、いくらビットがたくさんあってもその大半を無駄に捨てる、と言うことになりかねないわけです。で、同じ時空間を提供するために必要な装置(つまり無線基地局)の数と言うのもこれはほぼ横ばいですから(むしろ増える傾向があるようですが)、装置一つ一つを管理・保守するためのコストが劇的に下がりでもしない限り、ネットワークコストと言うのはそうそう下げられるもんでもない、と私は思っています。もしそれが可能なら、各社のLTEプランは3Gよりももっと安く提供されるはずですが、実質値上がりしてますよね。

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