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2013/5/4 23:59 · ニュースコメント

富士山の登山と電波状況
富士山の登山と電波状況
「ドコモはチルト調整しっかりしているのでラッキーエリアに当たりにくいがauはラッキーエリアに当たりやすい(のでドコモもラッキーエリアが増えるといいな)」というコメントがあるのですが、実はこういうのが本当の意味でのエリア技術の力なんですよね。きっちりと設計通りに飛ばし、余計なところに飛ばさない、というのがキャリアの技術力。これがいかに難しいことか、この業界に十ウン年いると、年を経るごとに身に沁みます。auはラッキーエリアが多い、というのは、逆に言えば、きっちり切り落とす技術がない、ということなんですね。auは早い時期からCDMA化して干渉制御に関してかなり楽をしているので、こういった技術が衰退している可能性が高いです。で、干渉が問題になりやすいLTEになって、その実力の差が徐々に出つつあるようです。最近ある場所で3キャリアのLTE電波を計測した話を聞いたんです。で、ドコモはやはりきっちりアンテナで干渉を切り落としているのでエリア全体でS/Nが高いんですが、auはとにかくS/Nが低いみたい。これは間違いなくアンテナ技術+ロケーション設計の差。とりあえずハイパワーで横に飛ばしちゃえば面エリアが確保できるCDMAではごまかしがきいていた設計法は、LTEでは通用しないんですよね。ドコモはサービスや投資面では保守的で面白くないキャリアではありますが、やっぱりこういった基礎技術は地道にしっかり研究・開発しています。これでしっかりエリアが広がったら遠からずLTEエリア最強になりそう。ちなみに、ソフトバンクも実はS/Nでは悪くないみたい。これは、下手に自前でやらずにエリア設計も運用もベンダ丸投げしていることが功を奏しているようです。まぁ、個人的にはauのLTEスマホ使ってて遅いとか詰まるとかってことがないので実感はないんですけどね。都心でも20Mbps以上必ず出るし。S/Nが悪くてもある程度までは力づくでハイパフォーマンスが出ちゃうってのもLTEの特徴なので、実はauはそこまでわかっててやってるんだったりして。

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