グーグルCEO、アップル支持を表明–iPhoneロック解除をめぐる裁判所命令について
もちろんプライバシーが大切ってことも分かるし、私だって世間にさらしたくないデータの一つや二つや三つや四つは持ってますけれど、なんと言うのかなあ、「ネット中立性」の話もそうなんですけど、こと「情報」に関しては、あまりに個人が保護されすぎじゃないかなあ、と思うこともしばしばあるんです。記事中では「自由が脅かされている」なんて言葉が紹介されていますが、正直、行き過ぎた自由はそれはそれで危険だと思うんですよ。だからと言って某国のように何でもかんでも検閲できるのはまた違うと思うんですけどね、そういう極論じゃなくて、法律や制度に見合った最低限の社会性の維持という観点で、過度なパーソナライズは制限されるべきだと思うんです。生活や業務などのあらゆるものが情報化して、なおかつ、個人のプライバシーが絶対だという価値観が勝っていると、最終的には人類総引き篭もりですよ。これも極論だと言われればそれまでですが、ある程度、個人の活動は社会に対して開かれていたほうが、社会は安定すると思うんですね。ぶっちゃけ、googleとかAppleは個人情報を食って生きている怪物ですから、その独占権を裁判所に否定されてあわててるってところなんでしょうけど、私としては、政府に個人情報押さえられるよりgoogle/Appleに個人情報押さえられてる方が怖いなあ、と思うんです。政府が強権でそれをこじ開ける道は残しておいてほしいとか思う派。なんですよねえ。まあ、反論はいくらでもあるでしょうけど。
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