なんだか会社も計画停電とか東北地区の被災などもあって一部事業停止状態で、私も出社自粛命令を受けて家にいます。
で、NHKをぼけーっとみてるんですが、被災地からのメッセージで「メールやめて」というのがいくつか紹介されていました。メールが自動着信することで携帯電話のバッテリーが消耗して本当に必要な連絡が取れなくなるからだそうです。自分で確認できる災害伝言板を使ってほしいと訴えています。
先日ソフトバンクのメール無料に対する苦言でも書きましたが、メール連絡は不確実だけど帯域を消費するというかなりよろしくない連絡手段です。さらに、ソフトバンクのメールサーバは震災直後混雑しまくっていて、受信を受け付けられない状態が続いていたようで、ソフトバンクの場合は、サーバが最大のボトルネックになっているようです。こういう状態なのに日本中ひっくるめてメールを無料にするなんて言う非常識な対応をするなんて信じられないです。たぶん、エジプトやNZなどでメール無料対応をした時も現地の事業者から「なんて非常識な」と苦い目で見られていたはずです。本当に大変な時に宣伝のためのかっこつけは本当にやめてほしい。
ということで皆さんは、ソフトバンク宛のメールはできるだけ自粛してあげてください。貧弱なソフトバンクサーバの輻輳が自爆施策でさらに輻輳側に倒れている今、ほんとうに必要なことは不要なメールをやめることです。ドコモ・KDDI・ウィルコムなどは問題なさそうですが、できるだけソフトバンク宛のメールだけは送らないように気を付けてあげましょう。ソフトバンクケータイしか持っていない被災者もたくさんいるはずですので・・・。もちろん、被災者からのメッセージにある通り、できるだけメール連絡は避け「災害用伝言板」を活用しましょう。
追記:ソフトバンクも他社もそうですが、メールは「地域別」の扱いをしません。ので、関係ない地域同士のメールも被災地宛メールも等しくメールサーバに負荷をかけます。つまり、関係ない地域同士のメールもメールサーバを輻輳側へ押し上げます。「ソフトバンクの被災地宛」でなく、それ以外のソフトバンク宛メールをできるだけ自粛して、被災地に届くメールを最優先してあげましょう。また、ドコモやKDDIからソフトバンクへ、という「会社をまたぐメール」が一番高負荷です。ドコモやKDDIやその他PCメールからはなるべくソフトバンク宛に送らないことが一番の協力です。ソフトバンク経営者が「非常時にメール無料なんてやるアホ」である以上、利用者が自発的に協力しましょう。
一応補足:ソフトバンクのメールサーバが特に輻輳しやすいことを述べている最近のエントリーを紹介しておきます。
災害に弱いソフトバンク by 鈴の音情報局blog
地震状況(3) by Fast&Firstのblog風
地震発生後他社はまったく問題がない中で一社だけ継続的に受信受付不可状態が続いていたことから考えると、メールトラフィックの増減でちょくちょく輻輳が発生していることが予想できます(実際輻輳していても送信元に対して「輻輳していないですよ」と詐称返答するような動作さえするようです)。
