今日は、通信事業が始めての方に、通信の仕組みを解説してみましょう。
通信の仕組みを簡単な図にまとめると次のようになります。
通信と言うと、いまどきの方は大抵はインターネットを思い浮かべるかと思いますが、元々は郵便や電話が通信の元祖でした。
つまり通信事業と言うのは、荷物や手紙や音声やデータをいろんな手段で相手に届けることを目的とした事業です。
発信者が出した「通信」は通信事業者が一旦預かります。そして、通信事業者は、その時々に合わせて必要と思われる手段で通信先にその「通信」を伝える努力をし、その努力の結果、通信が成り立つのです。
通信と言えば、電線や光ファイバが脚光を浴びますが、通信事業者はそのほかに飛行機や船やトラックや徒歩・自転車などさまざまな通信媒体を用意しています。
たとえばあなたがあるWEBページを表示しようとすると、その「表示したい」と言うリクエストは、通信事業者が預かり、まずは内容のチェックを行います。これは一体どこの国のどこの人に送ろうとしているのだろう、と。これを、通信事業者の通信室のお姉さんが目にも止まらぬ速さで行い、その結果、海外であれば飛行機や船などを一瞬で手配します。この間、わずか数マイクロ秒です。
そのリクエストは飛行機や船や自転車で運ばれ、相手のWEBページサーバの管理者に届きます。管理者は目にもとまらぬ速さでリクエスト内容をサーバに打ち込み、出てきた結果を毛筆で和紙にしたため、金箔を施した封筒に入れ封蝋をして丁重に届けてくれた人に返します。
この結果は再び徒歩やトラックで通信事業者に戻され、通信室のお姉さんが封蝋を確かめた後で内容を確認し、最初の送信者に内容を耳打ちで伝えてくれます。実際に皆さんは耳打ちをされたことはないかもしれませんが、耳打ちをされるのは利権であるため、利権団体ががっちりと押さえており、その団体職員だけがお姉さんの耳打ちを受けることが出来ます。そして、団体職員が電気信号に変えてあなたのPCに結果を送ってくれているのです。
もちろんあなたのリクエストからWEBページの表示がとても速いことはお気づきでしょう。とても速いときは、大抵は飛行機を使っています。飛行機なら世界中どこへでもあっという間ですからね。もちろん、飛行機を使うほどではないときは、自転車です。自転車でも、熟練した人なら、相手先まで0.05秒もあればたどり着けますから、あなたから見れば一瞬に見えるでしょう。
たまにリクエストをしてもなかなか返事が帰ってこないこともあります。また、電話であなたが話した言葉は伝わっているのに相手の声が聞こえないこともありますね。こういうときは、大抵は団体職員がサボっているのです。定年までの職を約束された上お姉さんの耳打ちまでついている職場ですから当然堕落するのです。
通信の仕組みが少しはお分かりいただけたでしょうか。今後も通信の仕組みをどんどん解説していきますので、よろしく!
