そういえばお正月にもう一つあったんだった。
近所の神社に初もうでに行ったとき、その近所に元々建っていたウィルコムの8本アンテナ、あれ、なんか様子が違うぞ、と思ってよく見たら。
TD-LTE局がくっついていました。
元々、ウィルコムの8本アンテナPHS基地局で、一体型で割と小型の基地局がついていて、要するに(電源とかを除けば)1個だけしか箱がないタイプだったんですが、見たら、箱が三つになっていました。
一つは元々あったPHS基地局で、これは変わらずに8アンテナにケーブルが伸びています。もう二つのうち一つは4本のケーブルが出ていて、ぐちゃっとまとまったケーブルの束に消えている感じ。もう一つの箱は、4本が入って4本が出て行って、それがアンテナ4本(1つ飛ばし)に入っています。
元々XGPの基地局もアンテナは4本で、8本アンテナのうち4本が2.5GHz対応、なんていう話だったと思うのですが、おそらくその分がその謎の新しい箱二つに変わっている感じです。
まぁ要するにTD-LTEなんでしょうけどね。どちらの箱も、PHS一体型よりも結構大きい箱で、割と武骨で、ウィルコムロゴとかもないような感じ。たぶんZTEのTD-LTE基地局をそのまま持ってきてそのまま置いたものです。一つがBBU(信号処理担当)で一つがRRH(無線処理担当)だろうと推測。
そんなわけで、ドコモのLTE(Xi)は半年先になってもエリア化予定なしのうちが、先にTD-LTEでカバーされることになりそうです。もともと、WCPのTD-LTEは小型局PHS併設を大前提としているため、元々PHSが置けている場所なら単に追加設置するだけでほとんどそのままどんどん置けちゃう、そういうものなので、いや本当に、あっという間にドコモLTEを追い抜く勢いでエリアが拡大するかもしれません。
ただ、やっぱりPHS用のオムニアンテナ共用でお茶を濁しているので、容量とカバー半径には不安が残りそうですね。設置位置もかなり低いし。うちの近所の局とはいえ、たぶんうちまでは絶対に届きません。至近にもPHS局があるのですが、そちらは古い4本アンテナのままなのでTD-LTE対応は当分先。エリアマップ上は全国がかなりのレベルでべったりと塗られるだろうけど、実際は穴だらけになるかもなぁ、と思います。まぁそういう前提なので、「ソフトバンク3Gとのデュアル機専用のMVNO専業」というサービスの仕方なんでしょうけどね。単体ではたぶん売り物にならないかなぁ、という感じ。
ということで、TD-LTEきたーのお話でした。