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2010/12/27 10:00 · ニュース解説, 事業考察

IPv4アドレスはどう枯渇し何を変えるのか
IPv4枯渇問題を非常に分かりやすくまとめた良記事。大体知りたいことはここにほぼ詰まっている感じです。組織が割当を上位に申請するときの話とかも実はちょっと関わったことがあるんですが、あれ、結構恣意的な予測を盛り込めるんですよね。顧客の△△社が○○なサービスをやるのでここで1.5倍の消費量になる!とか。なので、需要に則って配分とはいえ、枯渇が近いとなると、プロバイダなどはみょうちくりんな需要予測をでっち上げて一斉に駆け込み申請に入るんじゃないかと私は思っています。IPv6への移行も大変ですよね。IPv4なクライアントはIPv4なサーバとしかお話が出来ないし、逆もまた然り。お互いに一台でも「IPv4しか理解できない」装置が残っていると、否応無くIPv4とIPv6のデュアル運用を続けなきゃならない(トンネルだろうとネイティブだろうと)。ってことは、相変わらずIPv4は使用中と言うステータスになるわけで、まぁ実際、通信の世界で古い基準の機器が自発的に全廃されたことって一度も無いので(ケータイの古い方式が停波って時に結局何十万加入が残っていました、なんてニュースでやりますよね)、どこかで古いPC/OS/サーバは切り捨てる、って言う判断を各プロバイダが行っていくことになるんだと思います。IPv6サービスに移行したら、接続できなくなる加入者とかアクセスできないWEBサイトが出てきますよー、って感じで。問題はエンタープライズ向けで、特に大企業に多いデータセンターまたぎの特注業務システムとか。サーバもクライアントもすべて特注ソフトだったりすると、ソフト自体がIPv6を想定していないし、そのための改修となると大変な費用もかかるし、じゃぁその費用をだれが負担するのとか、そういう揉め事でいつまでも移行できないことになりかねません。お金がかかる話なので、「いつかは必要」と思いつつも、いまだほとんどの会社が先送りしていて手をつけていないだろうなー、と推測中。

IDC Japan、クラウドサービス市場における通信事業者の市場機会と課題を分析
クラウド(っぽい)サービスが発展しているベースは、安くて高速なアクセス網が提供されるようになったからと言うこともあり、通信事業者にとってはもちろんビジネスチャンス。しかし、一方で、最近では一定帯域であれば定額と言う品目がメインであるため、単にクラウドサービスを充実させても通信料収入は増えないというビジネス上の問題もありそうです。また、最近あちこちの事業者から悲鳴が聞こえてくることは、こういったサービスが「定額回線の上で」やり取りされるために、中継網が逼迫しつつあるという話。と言うのが、通信事業者が全く想定していなかったようなヘンテコなトラフィックを発生させるサービスが、その利用数も多様性も増しているということです。たとえば、ひたすらTCPセッションを張って切ってを繰り返すようなトラフィックは、従来のWEBアクセスではあまり考えられなかったため、中継網が予想外の形で逼迫を迎えているわけです。従来はありえなかったところにボトルネックが生じるという事態に対して、通信事業者は「あらゆる指標ですべてのボトルネックが高いレベルで平衡するような」ネットワークの構築を求められることになるため、ネットワークへの投資やその維持費はノードや回線の低価格化を加味しても増大していくかもしれません。この「ピンチ」を「チャンス」に変えられるかどうかが、通信事業者の成長の鍵なのではないかと思います。

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2010/12/27 10:00 · ニュース解説, 事業考察 · 1 comment
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1 Comment to “ニュースコメント[IPv4枯渇のとき/クラウドと通信事業者]”

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