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2011/9/9 10:00 · 事業考察

小ネタ。ケータイやスマートフォンで、外部メモリカードに対応したものがもはや普通になってきていますが、そんな中で、メモリカードのスロットがバッテリカバー内部にあるものが増えています。これはなぜかを勝手に考えるの話。

もう8割9割くらいは、そういう機種になっている気がします。バッテリカバーを開け、バッテリを取り外さないとmicroSDカードの取り付け・取り外しが出来ない機種。そうすると、いちいち電源を切らなきゃならない、入れなきゃならない、でかなり不便に思っている人が多いのではないかと思います。

さてなぜこんな面倒なことに。昔のケータイでは、すぐに取り出せる位置にメモリカードスロットがあることが多かったのですが、徐々に変わってきました。その辺が鍵と言えるかもしれません。

これが正しい答えだとは断定できませんが、私が考えるに、これは「ソフトウェアのコストダウンのため」と考えています。

電源が入った状態で外部デバイスを接続・切断するというのは、ソフトウェア的には結構めんどくさい仕様です。たとえば昔のWindowsではデバイスをつけるたびに再起動が必要だったりしましたが、その再起動が不要になったというだけで一大フィーチャー扱いでした。そのくらいめんどいんですよ。

いや、既に作ったことのあるソフトならコードを流用すれば、と言う話も出てくるとは思いますが、なんつっても面倒なのは、テストですよ。特に最近のケータイは、何百何千と言う内部ステートを持っていて、そのあらゆる場面でmicroSDが取り付けられたり取り外されたり、と言うイベントが起こる可能性があり、それらをすべてテストしなければなりません。

同じコードを使ったからと言ってこういったテストを省けるということはなく、新しい機種を作るたびにすべての状態をテストしなければならないわけで、たとえば仮に内部ステートが3000あって、それぞれに取り付け・取り外しなどなどのテストの実施、それぞれに起因するサブステートのテスト、そしてレポート作成で各2時間かかるとすると、大体こういったテストの工数単価は5000~10000円ですから、3000万円~6000万円、+管理コスト、と言う感じになってきます。

一方、バッテリを外さなければならないところにスロットをつけるだけで、メモリの取り外しは必ず電源OFF時になりますから、ソフトウェアのテストをする必要は一切ありません。単にスロットの位置を変えるだけで3000万~6000万のコスト削減になる、となれば、そりゃぁみんなそっちを選ぶわけです。

Androidスマートフォンなんて、Android OSの細かい動きまですべて把握できているメーカのほうが少数派(と言うか実質いないんじゃないかな?)でしょうから、もうどこまでテストをしてもきりがない、と言うくらいにテスト工数が膨らんでいるはずです。であれば、少しでもテスト工数を減らすために、microSDスロットをバッテリカバー内において電源ONの状態で取り付け・取り外しが出来ないようにしてしまおう、と考えてしまうのも無理からぬことのように思われます。

ということで、microSDカードが取り付けにくい位置にあるのは、メーカがめんどいから、ってことで。たまにはmicroSDが取り付け取り外しし易い、ってのを売りにした機種が出てくれてもいい気はするんですけどね。

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2011/9/9 10:00 · 事業考察 · (No comments)
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