先日の公衆Wi-Fiサービスのお話について、「無線バックホールを使っているっていう話はどこで発表されたものか、あるいは何かの数字からの類推か」と言う趣旨のご質問をいただきました。
えー、すみません、これは発表はされてないですね。もう、「人づてに聞きました」と言うソースしかないです。本当にすみません。
一方、確かに、「このスピードでの対応AP数の増加を説明するには無線バックホールしかありえない」と言うような推測も出来るともいえます。というか、スピードよりも、AP数の桁数ですね。
仮に、アレが全部FTTHだとすると、それは基本的に、「NTT東西のフレッツあるいはダークファイバ」を使ったものになります。つまりそのコストは最低でも5000円以上です。これが、10万APあれば、月間5億円以上。年間60億円以上。
無線帯域の逼迫を解消するための施策とはいえ、売り上げへの貢献がゼロ(間接的な売り上げへの貢献も計測困難)なものに、年間何十億円ものコストをかけるということは経営判断的に難しいはずです。であれば、とりあえずは「広告効果」が最優先なはずで、となれば、要するに「数さえそろえりゃいい」ってことになるわけで、わざわざコストの高い他社線を使うよりは自社の無線を使っちゃえ、ってことになると思います。
そんなわけで、やっつけで数揃えて宣伝的に使うならむしろ固定線なんていう他社に金払わなきゃならないようなバックホールを使うわけが無い、と言う意味では、推測は可能かなぁ、なんて思うわけです。でわ。
