3M戦略はゲームチェンジャー、単なるセット割ではないとKDDIが主張する理由
面白いことを言っているようで、実はこれ、ゲームを変えているのではなく、変わったゲームにようやく気付いただけ、だと私は感じます。いや、ソフトバンクはとっくにこの考えなんですよ。個々の回線の収支に執着することをやめて、全体の収益と回線数(収益基盤=マーケット)を増やす(全体最適)ために個々の回線の最適性を捨てたことがソフトバンク躍進の大きなキーポイントで、要するに「事業全体の後の収益のためなら個別収益0円回線があっても構わない」という全体最適のための割り切りをかなり早い段階で出来ていたわけです。それ以外のプレイヤーは相変わらず個別最適に過ぎない「ARPU」という時代遅れの指標に振り回されて事業を変革できず、みるみるシェアをソフトバンクに奪われていく。こういったことは素人の私でも思いつくことですが、それを実施段階にまで落とし込めることが、やっぱり孫先生の天才性だと思うんですね。KDDIはようやく「個別最適」から「世帯最適」に思想をシフトできましたが、まだまだソフトバンクの「事業全体最適」という思想には程遠いように思われます。ドコモ/NTTなんてさらに遠いところですね。ソフトバンクの勢いを止められる事業者は当分出てこないような気がします。
面白いことを言っているようで、実はこれ、ゲームを変えているのではなく、変わったゲームにようやく気付いただけ、だと私は感じます。いや、ソフトバンクはとっくにこの考えなんですよ。個々の回線の収支に執着することをやめて、全体の収益と回線数(収益基盤=マーケット)を増やす(全体最適)ために個々の回線の最適性を捨てたことがソフトバンク躍進の大きなキーポイントで、要するに「事業全体の後の収益のためなら個別収益0円回線があっても構わない」という全体最適のための割り切りをかなり早い段階で出来ていたわけです。それ以外のプレイヤーは相変わらず個別最適に過ぎない「ARPU」という時代遅れの指標に振り回されて事業を変革できず、みるみるシェアをソフトバンクに奪われていく。こういったことは素人の私でも思いつくことですが、それを実施段階にまで落とし込めることが、やっぱり孫先生の天才性だと思うんですね。KDDIはようやく「個別最適」から「世帯最適」に思想をシフトできましたが、まだまだソフトバンクの「事業全体最適」という思想には程遠いように思われます。ドコモ/NTTなんてさらに遠いところですね。ソフトバンクの勢いを止められる事業者は当分出てこないような気がします。
TWEET