LTEで進めよう企業ネットのファイバーレス化
いやぁ、記事そのものまで指しての連載タイトル「間違いだらけ」なら完全同意なんですが、本気で言ってますよねぇ、これ。無線通信に関するひとかけらの造詣があればこんなトンデモなことは言わないはずなんですけど。3GだろうがLTEだろうがLTE-Advancedだろうが、現実世界の無線の究極的な容量は原則として変わりません。もちろん、超局地的にパフォーマンスを持ち上げる技術はいろいろと導入されてきていますが、平均的な無線品質(つまり無線カバレッジの大半の場所)における無線容量は技術が進んでもほとんど変わっていません。単に、一人にたくさんのリソースを瞬間的に割り当てられるようにしただけ。だから、高速なLTEだから光ファイバの代わりになるなんて思ってるんだとしたらとんでもない大間違い。キャリア冗長に関しても完全に考え方を間違えています。一つの配管の中に光ファイバを二本通して「はい冗長完了」と言ってるのと同等(これがどれだけおかしなことか、先の大震災を思い返せばわかりますよね)。この例でいう「配管」とは、無線通信では「空間そのもの」です。空間を共有している以上、同じ場所では同じように無線は逼迫します。「イー・アクセスの加入者だけはなぜか無線を使わない」という前提でもない限り。みんなが同じように冗長・ダイバシティを効かせていけば、最終的には同じ場所ではすべてのキャリアが同じように混雑します。少なくとも伝送路の混雑が1芯の中に閉じる光ファイバとは完全に違います(中継網の話は置いといて)。可能な限り混雑プロファイルの相関が小さな網同士を束ねるのが本当のダイバシティ。つまり、「完全占有できるけど物理的破壊に弱い光ファイバ」と「無線容量の壁を他者と共有するけど物理破壊を受けにくいLTE」、と言う様にダイバシティを効かせなきゃダメです。光ファイバも安くなってきてるんだし、間違ってもファイバレスなんてしないように。何か起こった時に絶対に後悔しますよ。
いやぁ、記事そのものまで指しての連載タイトル「間違いだらけ」なら完全同意なんですが、本気で言ってますよねぇ、これ。無線通信に関するひとかけらの造詣があればこんなトンデモなことは言わないはずなんですけど。3GだろうがLTEだろうがLTE-Advancedだろうが、現実世界の無線の究極的な容量は原則として変わりません。もちろん、超局地的にパフォーマンスを持ち上げる技術はいろいろと導入されてきていますが、平均的な無線品質(つまり無線カバレッジの大半の場所)における無線容量は技術が進んでもほとんど変わっていません。単に、一人にたくさんのリソースを瞬間的に割り当てられるようにしただけ。だから、高速なLTEだから光ファイバの代わりになるなんて思ってるんだとしたらとんでもない大間違い。キャリア冗長に関しても完全に考え方を間違えています。一つの配管の中に光ファイバを二本通して「はい冗長完了」と言ってるのと同等(これがどれだけおかしなことか、先の大震災を思い返せばわかりますよね)。この例でいう「配管」とは、無線通信では「空間そのもの」です。空間を共有している以上、同じ場所では同じように無線は逼迫します。「イー・アクセスの加入者だけはなぜか無線を使わない」という前提でもない限り。みんなが同じように冗長・ダイバシティを効かせていけば、最終的には同じ場所ではすべてのキャリアが同じように混雑します。少なくとも伝送路の混雑が1芯の中に閉じる光ファイバとは完全に違います(中継網の話は置いといて)。可能な限り混雑プロファイルの相関が小さな網同士を束ねるのが本当のダイバシティ。つまり、「完全占有できるけど物理的破壊に弱い光ファイバ」と「無線容量の壁を他者と共有するけど物理破壊を受けにくいLTE」、と言う様にダイバシティを効かせなきゃダメです。光ファイバも安くなってきてるんだし、間違ってもファイバレスなんてしないように。何か起こった時に絶対に後悔しますよ。

イー・アクセスは今、ADSL加入者に対して、イーモバイルLTEへの乗り換えを勧めて回ってます。この元記事も関係があるのかな?
イー・アクセスは今、ADSL加入者に対して、イーモバイルLTEへの乗り換えを勧めて回ってます。この元記事も関係があるのかな?