IPv6通信を高速化する謎技術、ついにAtermへ実装!NECのIPv6 High Speed対応ファームウェア、Wi-Fiルーター3機種向けに公開
発表以来しつこく「謎技術」連呼する姿勢、好き(笑)。理屈的にワイヤースピードを超える高速化は絶対にできませんから、「通常のIPv6通信の2倍」の文言のうち、「通常のIPv6通信」の部分を疑う必要がありますね(笑)。いや、実際、安い民生用ルータとかだと、IPv6をチップ処理できずCPU処理になってたりするので、IPv6のスループットがIPv4の半分も出ない、なんてことはよくある話なんですよね。なので、NECの言ってる「○倍」ってのは、素のAtermに処理させるよりも○倍、ってだけで、要するに素のAtermが遅いってことの裏返しに過ぎない、と私は思っています(笑)。たぶんインプレスの中の人もその辺のこと気付いているものの表立っては言えないので「謎技術」連呼なんでしょう(笑)。たとえばもう少し高級品、ヤマハのルータとかだと、最新装置だとIPv6でスループットが10Gbpsとれるものもあったりしますが、家庭用のルータやアクセスポイントでIPv6でそこまでのスループットを出せるものは珍しいと思います。どんな技術なのかってのは、なーんとなく想像がつくのですが、たぶんみなしIPv4にしてチップに処理させてスループットを稼いでるとか、その辺じゃないかなー、なんて思います。たとえばネットワークアドレスの頭32ビットをカットして続く32ビットをIPv4として処理させればまず競合は起こらないし、残る/64アドレスはLAN内なのは確実なので「内」と「外」をルーティングするだけの目的であればこれで十分いけます。まあそれ以前に、IPv6をワイヤースピードで処理できるチップくらいそろそろ搭載しようぜ。
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Written by wnyan
ケータイニュース.net
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