auが電子書籍サービス開始、専用端末や専用料金プランなど発表
んー、実はちょっとだけ気になってたんですよ。日本では液晶バックライト方式ばかりになっている電子書籍端末の中で、Kindleと同じ電子インク方式の、auの端末。無意味にソーラーなんてついてたりして楽しそうだし。Kindleと比べるとmicroSDに対応しているってのも実用上便利そうだし。何気にPDF閲覧にも対応しているっぽいし。これでWEBブラウザもついててその通信料も含めて月額500円なら悪くないんですが、まぁそこまでは期待できませんね。そう考えると、基本料無し通信料ゼロで書籍もWEBも国内外でそのまま使えるKindleの省コスト性と実用性にはやはり遠く及ばない感じですか。Kindleがちょっとやりすぎってのもあるんですけどね。Kindleもまだ「実験的」と但し書き付きだし、有料化の可能性もまだあるんですよね。KindleのWEBブラウザかローミングの通信料が有料になったら、こっちに乗りかえようかな。やっぱり日本の書籍が買えるのは魅力だし。ただどっちにしても、基本契約&基本料が必要、と言う時点で、商流の可能性を著しく狭めるビジネスモデル。日本の会社って、こうやって目先の小銭を確実に拾うことに熱中しすぎて大きな視点(他社とのベクトル差別化やマーケットの拡大)で企画が出来ない、と言う感じはしますよね。赤の出ない程度の単価で売って、加入(クレジット登録)はオンラインで出来て、通信料は書籍代に乗せて基本料分くらいのコストはキャリアがかぶってやる、くらいの売り方をしないとこの手の端末は普及しないと思うんだけどなぁ。実際に安いかどうかよりも安く見えるかどうかなんだよね。「基本料+書籍代」と「書籍代だけ」だと、たとえ書籍2冊くらいで月払いが500円高くなるとしても後者のほうが安く見えるのは自然だと思うんだけどなぁ。単にPDF読むだけならソニーReaderも悪くなさそうだけど。
