同じ料金で同じ速度は実現できない、総務省検討会でMVNOがサブブランド優遇を訴え
「サブブランドを優遇」って表現がそもそもおかしいですよね。ワイモバイルはソフトバンクそのもので、自分で全国隅々までインフラを作って運営しているMNOの一ブランドに過ぎないわけですし、UQだって自身で全国に携帯電話網を張り巡らせて自分で容量拡大の努力をしているんです。特にUQなんて分かりやすくて、自分の作った網を使うときは無制限だけどauから借りている分を追加で使う分は容量制限がかかる、って形で、かなり厳格にルールにのっとった運営をしています。自分で金出して作ったネットワークを自分で好きなように使うことを「優遇」と表現して変な世論を巻き起こそうとするのはおかしな話。決してMVNOより安い料金でダンピングしているわけでもないじゃないですか。むしろ、MVNOが投資努力度外視品質無視のド格安プランでダンピングをしかけたからソフトバンクもauも自分のブランドを傷つけないようにしながらぎりぎりまで値下げしたサービスで対抗しようとした結果のサブブランド誕生なわけですよ。「安いものは品質が悪くなきゃダメだ」くらいの論調にさえも見えるんですが、それを言ったら、そもそも「十分な帯域を準備して品質を確保する努力をスポイルしつつその事実を隠してダンピングを仕掛けたこと」がMVNOの低品質問題の発端ですよ。だったら最初から品質が担保で切る帯域を準備しそれに見合う値付けをすればよかったんです。ユーザには見えない「接続点の容量」をケチることで品質が悪いと評判になっておきながら、「MNOが自分でやってるサブブランドは容量無限の優遇だ」とか言い出すとか、ヤクザ商売ですよ。ほんと、こういう「他人の足を引っ張るだけ」の議論って何でやまないんでしょうね。そんなに容量無限がうらやましいなら、楽天みたいに周波数獲得に名乗り出ればいいんじゃないの? auとUQみたいに相互提供って形にすれば一般のMVNOへの貸し出し容量に加えてバーターでかなり巨大な容量を確保できるはずですよ?
TWEET
[Tweet]
Written by wnyan
ケータイニュース.net
当サイトのニュースチェック用情報収集ポータルをコメント機能付きで開放中。
当サイトのニュースチェック用情報収集ポータルをコメント機能付きで開放中。