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2018/1/18 10:22 · ニュースコメント

格安スマホのサブブランド問題、メスを入れるのは難しい
KDDIとUQに関しては、単にMVNOとしての貸し借りではなく「相互卸」なので、結局はソフトバンクと同じ構造なんですよね。KDDIはUQから相当な帯域を「買って」いるはずで、周波数幅の比率から言えば、下手をするとKDDIのほうが「買い越し」なくらいのはずです(局での負荷分散アルゴリズムにもよるでしょうが)。それだけ、UQが分厚いネットワークを作っているということ、それが、結果としてUQがKDDIから卸してもらう原価の大半を相殺していること、この辺をちゃんと勘定に入れれば、優遇どころかMVNOが払っている単価よりもよほど高い単価で帯域を買っている計算になるんじゃないかと私は見ています。まあそれはともかく、記事の結言に出てくる「将来原価方式」ですが、携帯電話事業にこれを適用しちゃうと、下手すると接続料上がっちゃうんじゃないかなあ。光やメタルの物理的なメディアは、基本的にほとんどコストは上がりません。むしろコストを下げながら高度な方式に対応していけます。一方、無線のほうは、新方式のためには新しい周波数が必要で、また、周波数の割当時には必ず開設計画遵守義務が付いてきます。この開設計画ってのが、いわゆる電波割当のビューティーコンテストの主審査項目。盛れば盛るほど当選率が上がる。でも持った分だけ投資義務が生じる、将来コストが上がる。だから、結果としてオークションのように将来原価が高騰していくんですね。これを「どこまで上がると見積もるか」はそれこそ事業者の裁量の範囲内だし、開設義務に伴う将来原価相当のコストは新たな割当案件のたびに上がっています(開設計画提出の際には単に局単価×局数で算出しただけの低めの投資額が提示されることが多いですが、実際にはロケーション確保やその不調に伴う増局・移設などですさまじい投資負担を各社にもたらしています)。問題の根本は、何度も言いますが、ユーザには見えないことを良いことに最大のボトルネックである接続点容量が低品質をもたらすことをユーザに説明せずただ安いというふれこみで売り続けたMVNO側。MVNO内でもきちんと帯域を確保しているMVNOとそうでないMVNOがいるわけで、今の状況では「悪いMVNOが良いMVNOを駆逐する」ということしか起こらないんです。改善策は、MVNOにその品質を表示する義務を課すこと。MNOはすでに表示義務を課されています。だから、MVNOも同様に表示すれば(ついでに基準をそろえてMNOにも表示義務を新たに課せば)、品質と価格でユーザが判断して適正な競争が行われるようになるはずなんです。なんにしても、「MVNOが品質を隠している」ことが最大の問題なんですから、そこにメスを入れないとダメ。

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