透明ボディで携帯の“内側”をデザインしたiida「X-RAY」
なんかものすごい久しぶりです。透明ボディケータイ。一時期ちょっとだけ流行って何機種か特別モデル的に出てきたことがありましたが、今ちょっと調べてみたら、1999~2000年ごろのことでした。10年経ってるんですね。当時、他のいろんな電子機器もスケルトンが流行ってて、なんか、「内部の構造が見えるのがクール」みたいな風潮でしたが、たぶん、最近の携帯電話はまともに見せられないほど中身がギチギチに詰め込まれているでしょうね。そんな中であえて見せるデザインにしたこのX-RAY、たぶん、見た目以上に設計の手間がかかっていると思います。こういう試みで「工業デザイン力」を磨いて、もっと面白いデザインの端末を作って欲しいですね(あえてこれが欲しいといわないところがクール)。
累計4億台出荷まもなく達成~Symbianの現状と将来展望
実質Nokia専用OSとなっているSymbian。一時期は国内でも富士通以外も採用の動きを見せていましたが、今は実質富士通一社のみ。Symbianが今後シェア奪還に向けて走り出せるのか、は、このNokiaスマートフォン専用状態を脱せるかが鍵な気がします。ところで、SymbianをフィーチャーフォンOSとして使っているというところに次のヒントあり。おそらく、AndroidをフィーチャーフォンOSとして使うという動きが出てくるはずです。特に、既にLinuxをOSとして使っているNEC、パナソニックなどはかなり早期にドコモ向けフィーチャーフォンをAndroidベースにシフトするんじゃないかと私はにらんでいます。と言うより、Androidの普及率が向上していけば、ソフトの作りこみの手間はAndroid化でかなり節約できるようになるはずです。Androidはオープンに仕様の提案ができるという面もありますので、独自の機能(サブディスプレイ、Felicaやワンセグなど)向けのAPIやリアルタイム動作モードなども盛り込んでいけるはず。Androidはおそらくエコシステムとして成長していくでしょうから、今からそれをうまく利用する方法を国内メーカは考えていったほうがよいと思います。
ドコモやNECなど、屋内外の通信規格標準化で実証実験
いまいち何をしたいのかよく分からない実験。なんとなく、エネルギー利用に関する情報を統合管理するためのシステムの前段階、と言う感じがします。で、通信方式を標準化と書いていますが、おそらく、通信方式と言うよりはもっと上、IMSと同じように、ホームICT向けAPI的なものを定めて、IPベースで全部同じ言葉で会話できるようにしようと言うようなものなのかなぁ、と言う感じ。早く作って早く標準化して早く世界規格にしてしまうことで日本で作ったシステムをいろんなところに売れるようになる、的なところが狙いかな?でもダメだと思うんですよね。何しろ日本の会社はICT技術に関しては遅い。開発も遅いし意思決定も遅い。多分、たとえ1年先行していても韓国や中国の会社にさくっと追い越されちゃうと思います。
