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2011/12/19 10:00 · ひとりごと, 技術動向

先週末、久々にドコモショップに行ったんです。もちろん目的は、ARROWS Xをさわりに。いや、発売しましたっていうステータスでさすがにホットモックも商用バージョンになってるだろう、と思って。

あ、余談ですが、本当の狙いはARROWS Zですよ。au版の。なんで、と思うかもしれませんが、えー、auって、ホットモック全然配備しないんですよね。少なくともうちの近所の量販と単売りショップ、どちらも今まで最新機種のホットモックを全然置いてこなかったので。っていうか、量販の方なんて、auのホットモック0台ですよ。ドコモ・ソフトバンクが一揃い置いてある中で。au凋落の原因は、そういう顧客に一番近い販売現場にカネを惜しむっていう渋ちんなところだと思うんですよね(ちなみに私の中ではiPhoneで一時復活しているけどたぶん半年もたたないうちに再び凋落ペースに落ちるのは間違いないと予想しています)。

閑話休題。で、ARROWS Xをさわりに行ったんですよ。なんかホットモックの周りには全然人だかりとかもなくて、だけど受付は80分待ちとか大盛況だったんですが、とりあえずホットモックは触り放題だったので、触ってみたんですが。

なんじゃこれ。いや、カクカクだという前評判も聞いてたし、それがドコモ製ホームアプリのせいだっていう情報も知った上での評価ですが、なんですか、これ、売っていいレベルじゃない。なにこのガクガクっぷりは。生まれたての子犬かよ、ってくらいカクカクプルプルしてるよ、ホーム画面が。

そしてその隣にあったAQUOS PHONE、えーと型番は忘れちゃったけど、戯れにそっちも触ってみたら。

なにこのレスポンスの悪さ。タッチして引っ張っても、あからさまに遅れて画面が動き始める。はぁ?って感じ。

ぶっちゃけ、日本メーカ製、総じてひどい。こりゃ、iPhoneユーザに「Androidは操作性が悪い」って馬鹿にされるのもわかりますわ。

普段、EVO使ってて、で、iPhoneユーザが「指に吸い付くようなこの操作感はiPhoneだけ!」とか言ってて、でも実際にお店でiPhone触ってもEVOと全然違いがわからない、だから、ああいった操作感に関するiPhone > Androidなコメントって焦ったApple信者のネガキャンに過ぎないんだろうなぁ、って思ってたんですが、少なくとも富士通とシャープの最新スマホを触って、意味が分かりました。あぁ、こりゃ馬鹿にされるわ、って。

スペック的には一世代遅れているEVOにも全然及ばない操作感には、本当にあきれるしかないです。なんつーか、前にも似たようなことを書きましたけど、日本のメーカのソフトウェア技術力の落ちっぷりは目を覆いたくなるものがあります。

メーカにとってのソフトウェア技術力って、結局は、きっちり要件を定義する、ってところに尽きると思うんですが、どうも、ファンクションの定義には熱心でもパフォーマンスの定義の仕方がわからない(間違ってる)、というところが感じられるんですよね。だから、ファンクションてんこ盛りでパフォーマンス最悪、っていうソフトばかりが量産される。某ウィルコムの某ZERO3のプリインストールのホームアプリもあまりのひどさに投げ捨てたくなったくらい。

ちょっとずつちょっとずつ余計な機能を積み上げて全体としてのパフォーマンスを耐えがたいレベルにまで落とす、っていう日本メーカのお家芸。で、トータルパフォーマンスを上げたくても、機能ごとに開発が縦割りで全体チューニングができない。結局「この機能はこのくらいの負荷なのは当然ですよ、すでにこの機能はめいいっぱいパフォーマンスチューニングできてますし。っていうかこの程度の負荷なんて平気なくらいのハードでしょう?」と機能毎の担当に押し切られておわるんですよ。これはもう、ノートPCを見ても同じですよね。日本メーカ製はくだらないソフト(常駐含む)が大量に入っていてお互いにメモリやディスクを奪い合ってハードは良いのに耐え難いほどに性能が落ちている、っていう感じ。。

いや本当に、国産スマホを(EVOを持った後で)真面目に触ったのって実は初めてだったので(こんなサイト運営してるくせに)、そのあまりの程度の低さにびっくりした、というお話なんです。

いやー、ソフト的な改善がある程度見えるまで、手を出すのはやめておこうかなぁ。さすがにあの操作感では、ストレスたまりまくること必至。

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