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2011/5/11 10:00 · サービス解説

メールで質問をいただきました。以前、DTIモバイルが安い理由で、非常に広い範囲(基本的に全国)の利用者全体の利用帯域の合計がコストになっているので安い代わりに無線が混んでいなくても接続点の混雑で遅くなることもありますよ、と書いた件について、UQのMVNOでも同じことが起こるでしょうか、という質問をいただいています。

基本的に、同じことは起こります。もちろんそれは、MVNO事業者がどの接続形態を選ぶかというところに大きく依ります。

MVNOの解説(123)でも書きましたが、MVNOには多くの接続形態があり、MVNO側がその中のどれを使ってどのようにサービスを提供するかを自由に選ぶことができます。そして、DTIモバイルのような超ベストエフォートタイプは結構大がかりなネットワーク装置をMVNO自身が用意しなければならない反面料金の自由度が高く、逆に再販型はMVNOが何も用意せずに始められるものまであります(その代り料金の自由度はほぼゼロ、実質単なる代理店状態)。

なので、そのMVNOが超ベストエフォートになってしまうかどうかは、MVNOごとに違うのが原則ですが、DTIモバイルのような場合は明らかに回線毎再販価格を下回るため相互接続型だな、と分かります。しかし、逆になるとどうなっているのかはわからないというのが正直なところです。

さて今回の質問では、具体的にヨドバシのWiMAXはどうなのでしょうか、というご質問も添えられていたため、ヨドバシWiMAXを見てみます。すると、料金プランは2種類、4480円定額と年間契約3880円定額、380~4980円2段階定額の3種類となっています。一方、UQのMVNO貸出条件を見てみると、再販型は3千円ちょっとの完全定額か340~3500円くらいの二段階定額、相互接続型は1回線1900円+全国容量いくら、という形です。

こうなると割と話は簡単で、接続料金に関しては、これはもうヨドバシWiMAXは確実に再販型です。相互接続型料金は基本料が1900円なので、380円スタートのヨドバシ2段階プランはこの場合原価割れ。また、相互接続型料金なら、もっとアグレッシブな料金を用意してもいいのに、結局UQオリジナルプラン丸コピーにヨドバシの自社提供無線LANをセットしただけという内容は、料金の自由度がかなり低いことを感じさせます。

実際の接続形態についてはUQの場合は相互接続型でも再販型料金を選べるという面倒くさい規約になっているのですが、相互接続型であっても、再販型料金であれば全国容量当たりにかかる費用は光ポートの実費だけであるため、実質全国ひっくるめての容量制限は生じません。また、再販型料金を選ぶ以上、よほどの理由(ユーザごとのサービス制御や課金をおこないたいなど)がない限りは、やたらとめんどくさい施設の整備が必要な相互接続型よりも再販型を選ぶのが自然です。つまり、再販された端末からインターネットの間にはボトルネックとなりうるヨドバシ独自のネットワークを挟んでいない可能性が高いといえます(UQ網からインターネット直通)。

となれば、UQオリジナルを選んでもヨドバシMVNOを選んでもさほど変わりはないのではないか、というのが私の意見です。もちろん、ヨドバシネットワークを挟んでいる可能性はゼロではありませんので、どうしても素のWiMAXにこだわりたいならUQを選ぶのもよいかもしれませんが、ヨドバシ版に関してはそこまで神経質にならなくてもいいかなー、と。

ぶっちゃけ、オリジナル版よりも妙に安いとか妙に凝った料金システムになってる(日割りができるとか時間チケットがあるとかプリペイドがあるとか)、などというプランを持っているMVNOでない限り、つまりオリジナルよりわずかに安いか何か特典がついているだけのほぼ丸コピープランばかりのMVNOであれば、たいていは再販型なので超ベストエフォートにはなっていないと思います。

ということで、UQ WiMAXのMVNOは超ベストエフォートか、について考えてみました。でわ~。

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2011/5/11 10:00 · サービス解説 · (No comments)
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