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ここ最近騒がしいCPUの脆弱性のSpectre/Meltdownの危険度について、私なりに色々考えてみる
これは私も同感。意味のあるデータを読み込める確率は10000000000000000分の1とかそんなレベル。鈴さんは一回の攻撃でレジスタ一個分読めるっぽく書いてますけど、私が見たgoogle発表の元記事だと、一回の攻撃で1ビットしか読めないんじゃなかったでしたっけ。それに、パスワードみたいなワンタイム情報がスタティックメモリに積んであるとも考えにくいし、代わりにスタティックに積んであるトークンか何かは攻撃が終わったときにはきっと無効になっているでしょう。GB級のメモリが当たり前の昨今では、攻撃がそうした領域に偶然当たる可能性も限りなくゼロに近いはずです。「理屈上は何でも読み出せる」けど「現実的には何も読み出せない」というのがこの脆弱性の実態だと思うんですね。たぶん今日攻撃を始めて宇宙が終わるまで攻撃を続ければもしかすると誰かのクレジットカードのパスワード一個くらいは偶然読み出せるかも知れないですけどね。世界を挙げて大騒ぎして世界中のCPUの速度を落とさなきゃならないような問題じゃないと思うんですけどね。まあ、リスクはリスクとして受け止めなきゃならないですけど、最近のセキュリティって「可能性として漏れるか漏れないか」だけで物事を考える論調ばかりで、実にリアリティがないなあ、と。

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格安スマホのサブブランド問題、メスを入れるのは難しい
KDDIとUQに関しては、単にMVNOとしての貸し借りではなく「相互卸」なので、結局はソフトバンクと同じ構造なんですよね。KDDIはUQから相当な帯域を「買って」いるはずで、周波数幅の比率から言えば、下手をするとKDDIのほうが「買い越し」なくらいのはずです(局での負荷分散アルゴリズムにもよるでしょうが)。それだけ、UQが分厚いネットワークを作っているということ、それが、結果としてUQがKDDIから卸してもらう原価の大半を相殺していること、この辺をちゃんと勘定に入れれば、優遇どころかMVNOが払っている単価よりもよほど高い単価で帯域を買っている計算になるんじゃないかと私は見ています。まあそれはともかく、記事の結言に出てくる「将来原価方式」ですが、携帯電話事業にこれを適用しちゃうと、下手すると接続料上がっちゃうんじゃないかなあ。光やメタルの物理的なメディアは、基本的にほとんどコストは上がりません。むしろコストを下げながら高度な方式に対応していけます。一方、無線のほうは、新方式のためには新しい周波数が必要で、また、周波数の割当時には必ず開設計画遵守義務が付いてきます。この開設計画ってのが、いわゆる電波割当のビューティーコンテストの主審査項目。盛れば盛るほど当選率が上がる。でも持った分だけ投資義務が生じる、将来コストが上がる。だから、結果としてオークションのように将来原価が高騰していくんですね。これを「どこまで上がると見積もるか」はそれこそ事業者の裁量の範囲内だし、開設義務に伴う将来原価相当のコストは新たな割当案件のたびに上がっています(開設計画提出の際には単に局単価×局数で算出しただけの低めの投資額が提示されることが多いですが、実際にはロケーション確保やその不調に伴う増局・移設などですさまじい投資負担を各社にもたらしています)。問題の根本は、何度も言いますが、ユーザには見えないことを良いことに最大のボトルネックである接続点容量が低品質をもたらすことをユーザに説明せずただ安いというふれこみで売り続けたMVNO側。MVNO内でもきちんと帯域を確保しているMVNOとそうでないMVNOがいるわけで、今の状況では「悪いMVNOが良いMVNOを駆逐する」ということしか起こらないんです。改善策は、MVNOにその品質を表示する義務を課すこと。MNOはすでに表示義務を課されています。だから、MVNOも同様に表示すれば(ついでに基準をそろえてMNOにも表示義務を新たに課せば)、品質と価格でユーザが判断して適正な競争が行われるようになるはずなんです。なんにしても、「MVNOが品質を隠している」ことが最大の問題なんですから、そこにメスを入れないとダメ。

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同じ料金で同じ速度は実現できない、総務省検討会でMVNOがサブブランド優遇を訴え
「サブブランドを優遇」って表現がそもそもおかしいですよね。ワイモバイルはソフトバンクそのもので、自分で全国隅々までインフラを作って運営しているMNOの一ブランドに過ぎないわけですし、UQだって自身で全国に携帯電話網を張り巡らせて自分で容量拡大の努力をしているんです。特にUQなんて分かりやすくて、自分の作った網を使うときは無制限だけどauから借りている分を追加で使う分は容量制限がかかる、って形で、かなり厳格にルールにのっとった運営をしています。自分で金出して作ったネットワークを自分で好きなように使うことを「優遇」と表現して変な世論を巻き起こそうとするのはおかしな話。決してMVNOより安い料金でダンピングしているわけでもないじゃないですか。むしろ、MVNOが投資努力度外視品質無視のド格安プランでダンピングをしかけたからソフトバンクもauも自分のブランドを傷つけないようにしながらぎりぎりまで値下げしたサービスで対抗しようとした結果のサブブランド誕生なわけですよ。「安いものは品質が悪くなきゃダメだ」くらいの論調にさえも見えるんですが、それを言ったら、そもそも「十分な帯域を準備して品質を確保する努力をスポイルしつつその事実を隠してダンピングを仕掛けたこと」がMVNOの低品質問題の発端ですよ。だったら最初から品質が担保で切る帯域を準備しそれに見合う値付けをすればよかったんです。ユーザには見えない「接続点の容量」をケチることで品質が悪いと評判になっておきながら、「MNOが自分でやってるサブブランドは容量無限の優遇だ」とか言い出すとか、ヤクザ商売ですよ。ほんと、こういう「他人の足を引っ張るだけ」の議論って何でやまないんでしょうね。そんなに容量無限がうらやましいなら、楽天みたいに周波数獲得に名乗り出ればいいんじゃないの? auとUQみたいに相互提供って形にすれば一般のMVNOへの貸し出し容量に加えてバーターでかなり巨大な容量を確保できるはずですよ?

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任天堂から特許権侵害で提訴となったコロプラが白猫プロジェクト継続提供の考えを表明。敗訴の場合も仕様変更等で対応
敗訴して万一差し止め処分となったときに、「仕様を変更すれば差し止め処分の停止」ができると安易に思っているところが、超危険。いったん敗訴(=侵害判断)が出ちゃった以上、差し止め停止の仮処分をもらうためだけにも直前の判断が誤りといえることを証明しなきゃならないですから。任天堂は「仕様の変更」を今回の裁判で求めてないわけじゃないですか。だから、仕様を変更しても差し止め処分は原則的に停止されません。仕様を変更しそれが特許侵害していない証拠をそろえて改めて差し止め処分停止の訴訟を起こさなきゃならない。これが年単位でかかったりしたら、会社としてはおしまいですよ。まあなんだかだで決定的に侵害していると言い切れない状況でしょうから、長い長い準備期日の中で和解することになるんでしょうけど、巨額の訴訟まで起こしている任天堂がタダで主張を引っ込めるはずはありません。少なくとも外形上侵害が確実といえる証拠はそろっているでしょう。コロプラとしては特許無効裁判で一発逆転を狙うしかないでしょうね。

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総務省が電波法違反でソフトバンクを厳重注意、基地局4局を無免許運用
前もやったよね。前のときは、免許前の電波発射。手続きが滞留していたのにエリクソンが建設~電波発射しての検査までをやっちゃった系だった気がする。基本的にソフトバンクは建設から撤去までエリクソン(ないしいくつかの基地局ベンダ)に丸投げだからこういうことが起こるんですよね。ソフトバンク自身は加入者から集金してベンダに払うだけの集金マシーン状態ですからね。この点に関してだけは、私はずっと嫌悪感を禁じえないわけで、電波の適正利用に対する責任感の欠如としか思えないんです。そりゃ、自分が割り当ててもらった帯域内なんだから別に他人に迷惑はかけてないでしょ、といわれればそのとおりなんですけど、これからの5GやIoTな時代では共用周波数帯の活用が主軸になってくるわけで、その中でこんな責任感でインフラ運用をされると、困るのは資本的な裏づけの無い個人利用者ですよ。実際、一時期のWi-Fiばら撒きですさまじい2.4G帯汚染をやらかしたわけじゃないですか。あれで一番割りを食ったのは、モバイルルータなどで2.4G帯を使わざるを得なかった個人ユーザですよ。ソフバンは920M帯とか60G帯とか使わないでね、ホント。

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通信インフラを支える通信建設業者、国内に約1000社を確認
1000かあ。そんなにあるかあ。5社くらいで寡占かと思ってた(笑)。あれですよね、特に周波数割当の後、2~3年が特需期になるんですよね。日本の周波数割当は、局数ないしエリア化%の必達義務とセットですからね。で、たいていは2年後の年度末とかをターゲットにした目標だったりするので、その時期が近づくと通建業者が死ぬ、と(苦笑)。いい加減に、周波数はオークション制にして必達義務を無くし、この不毛な「通建特需ブラック地獄」から通建業者を解放してあげてほしいものです。

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オススメの記事

低周波数帯を使う5G、最後の砦は波形をいじる
「波形をいじる」はスタート地点だと私は思ってたんですけどね。どこの誰だか知らないけれど極東のど田舎のオリンピックまでに間に合わせろとか言い出して、波形をいじらず広帯域化でごまかして5Gをでっち上げる流れになっちゃってます。そういう理由で、議論の焦点も超高周波数帯広帯域ばかり。もうね、あんなの、せいぜい4.5G、サービスイン初期の実態は4.1G程度のものですよ。いやさ、携帯電話方式の『世代』って、そんなゆるいもんじゃないはずなんです。とてつもない大きな技術的なギャップを伴うもの。いや、ギャップを伴わなきゃ世代更新とは言えない、なんていうことを言いたいわけじゃないんです。とてつもないギャップが発生せざるを得ないほどの方式の改善がまずあり、それをどうしてもユーザに使ってほしいという要請があり、それを世に放つにあたって、「ごめんね、ここからは『世代』が違うので今までの端末もエリアも全部ご破算の再スタートなの。でもすっごく良くなるから許してね」っていうエクスキューズのための『世代』って言葉だったはずなんです。ところが、5Gからはそれが逆転して、「ここからは『世代』が変わるのですっごくよくなりまーす」しか言わないじゃないですか。実態は4Gに毛が生えた程度なのに。広帯域化もシグナリングの変更もアーキテクチャ変更も、全部4Gのオプション追加規定でまかなえる範疇ですよ。5Gっていう言葉ありきってのがもうね、むかつく(笑)。もうこれからは毎年1Gずつ増やしてったら? でiPhoneのナンバリングに追いついたところでそろえればいいじゃん(毒)。

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2017/12/20 12:24 · 事業考察 · (No comments)

 そういえば、ベンダファイナンスって言う手がありましたね。銀行からは6000億引っ張る、と明言していますが、ベンダからの借り入れについては何も述べてない以上、この可能性を除外するわけにはいきませんでした。

 実質的に、ベンダが持っている全信用余力と同等の余力が生まれるわけですから、超巨大ベンダがバックについていれば、数兆円を手当てして全国カバーも非現実的とは言えません。

 ただし。ベンダファイナンスの上限は基地局の装置・設備・工事費まで。一番の問題と指摘したロケーション確保コストは、銀行から引っ張った現金の中で何とかしなきゃなりません。また、ベンダファイナンスだと(契約にもよりますが)減価償却としてキャッシュフローをプラスにできる部分が返済と相殺されて消える、あるいはマイナスになるため、収益がうまく伸びないと瞬く間にキャッシュクライシス→信用収縮→資金引き上げ、なんてことにもなりかねません。

 どっちにしろ、今の時代に携帯インフラ事業に乗り出すのは茨の道。楽天グループ自体が安定的にキャッシュフロー1000億くらいを出せる会社ならまだ分かるんですが、キャッシュフローの大半を銀行事業に頼っている状況ですから、実質的にキャッシュの純増は毎年数百億円の前半くらい。これを全部携帯インフラ事業にぶち込んでも足りるかどうか、じゃないかなあ、と思うところなのです。

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2017/12/20 12:24 · 事業考察 · (No comments)