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とある大きなイベントでの話、と言うことで、お便りをいただきました。その人はなんでもソフトバンクの「優先携帯電話」を持ってそこに行ったそうですが、無線が輻輳して全く使えなかったそうです。同じくドコモ、auも優先電話を持っていて、そちらは問題なくつながったのに、と。優先電話をわざわざ持って行ったのにつながらないのは納得がいかない、どういう理由があるんでしょうか、と言うご質問。

いやぁ、私もソフトバンクを貶すのは大好きなのでこういうネタには食いついちゃいますが、なんというか、こればっかりは運ですよね。この場合はたまたまソフトバンクでした、ってことで。とはいえ、そもそもどうしてそんなことになるんや!と言うご立腹には何らかのお答えを用意しましょうということで本日のネタ。

まず、無線における優先電話ってのがなんなのかっていう話を軽くおさらいしておくと、前にも似たようなことを書きましたが、基本的には「優先的につないであげる電話」ではなく、「他の電話に接続禁止の信号を送っているときも優先電話は無視できる」と言う仕組み。なので、「他の電話が接続禁止」と言うのが前提条件になります。

これでどうして「優先」になるのか。話は簡単で、他の電話は接続禁止信号を受けているので接続しません。接続しないということは、その分無線容量や回線容量に空きができます。なので、接続禁止信号を無視できる優先電話はその空きを使って通信できます、と言う仕組みになっているわけです。

そもそも無線だと、最初に「今から発信しますよ」と言う信号が出るのですが、その信号自体が無線容量を食いつぶします。なので、たとえば固定電話のように交換機で優先電話からの発信を優先的に受け入れる処理と言うことをするだけでは不足で、他の電話がその「今から発信しますよ」信号を送らなく(送りにくく)してあげる、と言うことで差をつけるしかないわけです(もちろん携帯電話でも交換機で優先非優先処理は行っていますが)。

こう考えると、「優先電話」でも接続できなくなってしまうケースがあることに気が付きます。

一つ目。混雑しているのに接続禁止(規制)がかからなかった場合。これは完全にオペレーションのミスですが、普通の電話に対して規制がかかっていなければ、優先電話と普通の電話の差は(ほぼ)ありません。普通の電話の使用で無線が非常に混雑してしまえば、優先電話と言えども、無線信号を送ることさえできずに立ち往生します。冒頭の質問者のケースでは、きっとこれが起こっていたものと思われます。

二つ目。規制はかかっていたものの、やっぱり無線が混雑してしまった場合。規制がかかったとしても、規制がかかる前からつながっていた回線は切れるまで規制対象とならないため、無線の使用は続きます。また、規制がかかった後も、たとえば、同じような優先端末が大量に通信を始めれば、同じように無線は混雑するでしょう。なかなか起こらないとは思いますが、こういったケースでも優先電話がつながらない、と言うことが起こります。

そのほかにもいろんなケースがあるでしょうが、こんな感じで、その時・場所によっては、やっぱりどうしてもつながらないケースと言うのは出てきます。それが起こらないように調整するのがオペレーションの腕の見せ所ですが、こればっかりは天気予報と同レベルの不確実さのある現象を先読みする、と言うスキルが必要なわけで、まぁ時には失敗はするよね、と言うことなんですよね。ってことで、「運が悪かったですね」と言う結論になるわけで。

一方で、たぶんどこのキャリアも持っていると思うんですが、あるエリアで突発的にトラフィックが増えたりした場合に自動で規制がかかるような仕組みがあったりするんですが、この自動規制がどういうトラフィックの変動のときに発動するのか、と言うアルゴリズムに関しては、キャリア独自の技術力と言う面もあるとは思います。ただ、やっぱりイベント会場とかだと、事前に予測して何時ごろにどのくらいの規制をかけよう、と言う様に計画するはずなので、イベント情報の取りこぼしがあったり予測を間違えたりなんていう単純なミスでどこのキャリアも同じようなことをやらかす可能性はありそうです。

と言うことで、なぜ優先電話なのにつながらないなんていうことが起こるのか、と言うお話でした。

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2012/11/26 10:00 · その他技術ネタ · 1 comment

AXGPスマホの連続待ち受け時間短すぎ、燃費が悪すぎじゃないですか、なんででしょうか、と言うご質問をいただきました。

え、ほんとかいな、と思って、とりあえず公表されているスペックでの連続待ち受け時間を調べてエクセルに貼り付けてみたんですが、これが思った以上の差が出ていてビックリ。

待ち受け時間の差=消費電力の差、と単純に考え、LTE(AXGP)待ち受けが3G待ち受けの何倍の消費電力になるのか、と言うのを並べて計算してみた結果。ドコモのXi端末だと、1.3倍~1.7倍程度に大体おさまっている感じ、auのLTE端末は、1.1倍~1.3倍くらいでちょっと成績が良いみたいですが、これは測定方法の差と言ってもいいくらいの大した差じゃありません。しかし、ソフトバンクAXGP端末だと、2.4倍~2.6倍。なんじゃこりゃ。

まず、そもそもの話として、LTEは消費電力が大きい、ここは良いですよね。これは、古くはPDCから3Gに方式が移った時も同じでしたが、要するに新しくて広い帯域を使って復調のための演算量の多い方式は、例外なく消費電力が増えます。これが、無線デバイス、演算デバイスの効率化によって徐々に旧方式と同等程度の消費電力に落ち着いていく、と言うのが、新方式が根付いていく流れです。逆にその辺まで行かないと「新方式なんて待ち受け時間短いだけで使えねーよ」ってことになってなかなか一般にまで受け入れられないものなんですが。

そう考えれば、まぁせいぜい3割~5割増程度で済んでいるLTEは結構頑張っている方だと思うんです。LTEは準備段階からガッツリデバイスメーカが関わっているし、(3Gでの経験から)仕様策定のかなり初期からバッテリ寿命に関する議論がものすごく盛んだったので、なかなかいい感じにできた、と言えるわけです。

では、ドコモ・KDDIのLTEとAXGPの燃費の差はいったい何か。FDDとTDDの差でしょうか。

実際には、単なる待ち受け状態に関しては、FDDとTDDの差はほとんどありません。LTEのフレームは、10個のサブフレームが集まってできていますが、この中のどこのサブフレームのどの辺の位置に待ち受け用のチャネル(ページングチャネル)があるのかが予め決まっています。一方、TDDでは、この10個のサブフレームのうちのいくつかを上り用にする、と言う形でTDDを実現しています。当然ながら、この上り用にするサブフレーム位置は、待ち受け用情報の無い場所が選択されます。要するに、待ち受けるだけなら、実はFDDかTDDかの違いは(ほぼ)出ないような作りになってるんですね。

となると考えられる原因としては、「1 TD-LTEデバイスがすごくこなれてない」「2 ひょっとして両面待ちしてない?」の二点になります。

1については話は簡単。TD-LTEはまだ世界でもマイナーな仕様です。変復調・シグナリングに関してはFDD-LTEとほぼ共通なので、その辺が消費電力増大に関係がある可能性は低いですが、アナログデバイスに関してはFDD-LTE用に比べれば出ている数は圧倒的に少ない。なので、まだまだ性能が詰め切れていない可能性は存分にあります。で、まだ燃費が悪いのかも、と言う説。

問題は2。TD-LTE=AXGPでの3Gとの連携についてはAXGPのサービスインのころから言及されていて、要するに、ドコモやKDDIがやっているようにLTEオンリー待ち受けで3Gでの音声発着信に対応する仕組みは備わっていますよと宣言されていたので、本来はこの疑いは「ナシ」です。しかし、緊急地震速報、災害情報が絡むと途端に話が面倒になります。AXGPは多分これらに対応していません(相互接続・配信システム的な意味で)。すると、これらの情報を取得するには、端末はAXGP待ち受けと同時に3Gも定期的に見る必要があります。これは3Gに在圏(位置登録)して3Gのページングチャネルを受信するのと同義です。前に連携の話とかでも書いたようにLTE-3G連携システムでの在圏情報は排他なので、実際問題として緊急地震速報受信ON/OFFでAXGP+3G待ち受けかAXGP待ち受けかを変える、なんていう動作は(標準仕様上も)現実的ではなく、この対応のために、常時両面待ちをしている可能性があります。

上記はすべて妄想なので、本当の答えはわかりません。私としてはハズしていると思っています。思ってはいるんですが、3G待ち受け電力を1とし、LTEオンリー待ち受けの電力が(ドコモ・KDDIの例から)1.5程度と考えると、足すと2.5。ソフトバンクのAXGP待ち受けの電力とぴたりと符合しちゃうから、ちょっと気持ち悪いんですよね。と言うことで中の人の情報待ちです(えぇ~)。

と言うことで、なぜAXGPが燃費が悪いのかについて答えのない一言でした。

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2012/11/26 10:00 · その他技術ネタ · 1 comment
2012/11/22 10:00 · ひとりごと · 2 comments

こういうことはあまり早くに明かしてはならない。しかし、遅すぎても旬を逃すのである。まぁそういうわけで(?)、DIGNO S買っちゃいました。

ARROWSがもうヤダとかそういうわけじゃなくてですね、なんというか、いろいろと重なってですね、あまりに忙しくて残業代が○十万円とかになってストレス発散に超無駄遣いしたいと思ったところにそろそろスマホでも買うかなんて言ってくる家族がいてそれにつきあうだけだったはずなのになんだか発売されてるのを見つけちゃってこうなったらもろともよということで買っちゃった的な流れですよ。あー、やっちゃった。

とりあえず、DIGNO Sに変えてから改めてARROWSを振り返ってみると。あれですね、NX!Inputが快適すぎた。あの入力は、やっぱり最強でした。DIGNOに変えてからいくつも手書き対応のIMEを入れて試してみましたが、あれに勝る精度と使い勝手のものは一つもありません。かなり崩して書いても認識するし、入力最初の方の文字の認識修正もあとで出来るので気にせずにダダーッと書いちゃってから認識を修正できるし。何より筆跡への追従性が抜群。ほかの手書き系IMEはとにかくツーテンポ遅いし筆跡がカクカク。認識も遅い。富士通さん、NX!Input単体で売りませんか。

さてそれは置いといて、DIGNO S。まぁなんつーか、とりあえず買ってから少し経ったんですが、・・・何とも退屈なスマホでした。機能としては。特に優れた機能があるわけでもなし、通話もしないのでソニックなんちゃらの出番もないし。まぁそんなやつがなんでDIGNOなんだよと言われたら、そりゃもう一つですけど。

バッテリがアホみたいにもちます。そりゃバッテリ容量最大とか言って売ってるんだからそうじゃないと困るんですが、ほらよくあるじゃないですか、バッテリ増やしたんだけどお手製アプリとかの省電力の作りこみがお粗末になって結局増えた分自分で消費してました、的な。それがないです。っていうか、余計なアプリがぜーんぜん入ってないのが素晴らしい。まぁau系のヘンなのは結構入ってますが、スマートパス使ってるとあれはあれで結構使うんで、本当に、全く無駄がない内容になってました。

そのおかげか、スペック上は1.7倍しかバッテリは増えてないんですが、体感的には2.5倍は持ちます。ARROWSだと家を出て通勤中ちょっといじって会社に着いたら60%くらいで充電して帰り際ほぼ100%で帰宅中またちょっといじって家に着いたら60%くらいで、就寝前に30%切ってる感じなんですが、DIGNOだと家を出て通勤中ちょっといじって会社に着いたら90%くらいでそのままほっといて帰り際に80%くらいで帰宅中ちょっといじって家に着いたら70%くらいでバッテリ余ってるからついついいじくっちゃうんだけど就寝前に50%で充電するのもったいないな、ってくらいの違い。まだ新しいからってのはありますが、バッテリがもつのはいいよね。

動作のキビキビさとかに関しては、まぁこんなもんかー、って感じ。これはAndroid 4.0がそうだからなのかもしれませんが、ちょっとヌルヌルして気持ち悪い。いやヌルヌルってほめ言葉でよく言われてて、きっとそれを目指したんでしょうけど、私としてはちょっと気持ち悪い。そこは追従しなくていいから、みたいなところまでヌルヌルくるんで、キビキビ感がない感じ。遅くはないんですけどね。ARROWSに比べて、どっちがいいかなー、と悩む程度。要するに、あまりよろしくはない、って感じです。

それよりも感動したことは、まずは、LTEの速さ。速い速い。自宅で25Mbpsでますよ。なにこれ。WiMAX圏外な場所に引っこんじゃった職場でも10Mbpsと言う数字。ほとんどの場所で、WiMAXより深く届いて速度も速い。データ量制限さえなければ、WiMAXの完全上位互換ですね。しかも移動でも切れないし。いい感じ。

で、もっと感動したのが、Wi-Fiの速さ(えぇ~)。自宅のWi-Fiで30Mbpsとか出したの初めて見ました。5GHz対応すると強いですわ、やっぱり。Wi-Fiが速いというのはもう一つあって、とにかく接続・切断(切替)が速い。自宅の中で一番端の寝室、Wi-Fiがギリギリのため、寝返りするくらいのきっかけで電波が弱って完全にデータが詰まることが良くあったんですが、DIGNOに変えたらそれが無くなりました。なぜかというと、そうなる前にいつの間にかLTEに変わってるんです。と思ったら、少し良くなったらパッとWi-Fiに戻ってる。変わった瞬間に、今までだと数秒くらいデータ通信できなくなる時間があったんですが、それさえもがなくなってる。何をどうチューニングしたらこうなるのかわからないんですが、何か相当すごいことやってるんじゃないかなぁ。街中のau Wi-Fiスポットも、別物かと思うほど瞬間的につながるし、何より5G対応で全然速くなりました(でもLTEの方が速いけど)。7Gのデータ量制限が怖いのでできるだけWi-Fiを、とか思ってましたが、ここまでWi-Fiが快適だとそれこそ常時Wi-FiをONにしてほっとくだけで全く気にせずWi-Fiにデータ逃がせそうです。

ハードとしては、とりあえず、重い(笑)。家族はXperia買ったんですが、持った感じが倍くらいの重さに感じます(笑)。まぁこれは強力なバッテリのために我慢するしかないですね。一方、いろいろな用途で開け閉めしなければならないところがなくなっていい感じです。ARROWSはイヤホンつなぐだけで防水非武装部分を開けなきゃならなかったからねぇ。クレードルもカチッとはまるタイプなので夜中ににゃんこが体当たりして端子がずれて充電し損ねてた、っていう悲惨な事故が全くありません。あと、端末の自慢にも書いてあった充電の速さですが、気が狂ってるんじゃないかってくらい速いです。バッテリ大丈夫か、これ。でも充電する回数が圧倒的に減ったので、バッテリのへたりは遅くなるかも。

カメラの画質ははっきり言ってかなり悪いです。一昔前の端末だとこういうのあったよね、って感じの写り。ホワイトバランスずらしまくりのピントずらしまくりの、っていう感じにすぐなります。設定をうまく変えればいいのかもしれませんが、デフォルトだとちょっとひどいかなぁ、って感じがします。こんだけ重いとコンデジと両持ち歩きは結構めんどいですから、頑張ってほしいところなんですが、もうちょっと使い込んでから、また。

とりあえず、全体的には、まぁ悪くないかなぁ、って感じの出来。買ったその日にフリーズ→再起動を経験したARROWSに比べれば今のところフリーズなしってだけで十分です。でも、冬でもあったか機能がなくなったのは残念ですね(皮肉)。LTEのエリアとかはまた旅行とか行ったらレビューしてみたいです。でわ。

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2012/11/22 10:00 · ひとりごと · 2 comments

NOTTVで新種メディアを開拓、コンテンツの可能性は無限大
いまいち従来のテレビと何が違うのかわからないNOTTV。結局書いてあることは、NOTTV端末がすべてドコモスマートフォンであるっていう前提だからできること、に終始していて、モバイルマルチキャストサービスそのものが通信事業者を経由しない商流で広がる可能性を一ミリも見せてくれてないようです。正直、390円のスマートパスと420円のNOTTV、どっち取りますかって言われたら即答でスマートパスですわ。そのくらい魅力に段違いの差があります。ただ、最後の最後で、IPマルチキャストによるオフロード、っていう、私がずーーーーっと昔から主張していたことにようやく触れてくれました。そうなんですよね、IPマルチキャストが可能なら、共通部分をマルチキャストで送信し差分だけをユニキャストで配信する、っていう方式で携帯電話網の負荷を大きく減らせる可能性があるんですよ。ただ、そう考えると放送技術出身のISDB-Tmmよりは、通信技術出身のMediaFLOの方がはるかにその用途には使いやすいシステムだったわけで。その辺は、どんなふうに技術展開してくれるのか楽しみにしたいところです。

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2012/11/21 10:00 · 事業考察, 技術動向 · (No comments)

2.5G(2.6G)帯の新割当に関して、WCP、UQはともかく突然ドコモも出てきていて、どういうことになりそうか解説が欲しいです、と言うお便りをいただきました。

前にもちょろっと書きましたが、2.5Gの上の方は衛星放送的サービスのモバHOで使ってて、そこが空いたので国際割当に従って無線ブロードバンド向けにさらに割り当てますよ、ってことになってて、どんな人が使いたいか募ってみたらさりげなくドコモが、っていうのが、今の状況。

どういう風に使いたいのか、ってのをおおざっぱに整理すると、ドコモ以外が、要するにTD-LTE。AXGPとかWiMAX2.1とか言ってますが、どちらも中身はTD-LTE。WiMAX2.0までが由緒正しきWiMAXで、その採用の可能性も(地域WiMAX事業者などでは)ありそうな要望内容ですが、まぁ普通に考えて今後デバイス調達がシュリンクしていくであろうレガシーWiMAXを新しく導入するのは筋が悪いですよね。どこに割り当てとなっても、結局はTD-LTEになるだろうと思っています。

さて問題がドコモ。ドコモがここまで徹底的にTD-LTEを嫌うとは思ってなかったんですが、上下非対称キャリアアグリゲーションの下りオンリー帯域として使う、と言っています。

キャリアアグリゲーションってのは、LTE Advancedで採用されている、複数の搬送波を束ねて高速通信を実現する方式。同じバンド内で束ねるのはもちろん、遠く離れたバンドをまたがって束ねることも可能で、さらに、上下ペアが前提のFDD-LTEであっても、上り搬送波は最低一つあればよく、束ねる他のバンドは下りだけでOK、と言うようなモードもあります。

つまりドコモが狙っているのは、たとえば、下り2GHz帯10MHz幅+下り2.5GHz帯20MHz+上り2GHz帯10MHz、みたいな組合せ。これで、下り通信速度を超ブーストできます(上りは従来通り)。この組み合わせだと、200Mbps超が可能です。

ただしこの割り当て方をした場合、ドコモに割り当てられた2.5GHz FDD-LTE下り専用帯域はまさにキャリアアグリゲーション専用帯域となり、単独で使うことはできません。アンテナロケーションや電波伝播の差分などにより2.5G以外か2.5Gかのどちらかしか届かないようなスペースってのは必ず生まれますが、そんなところでは、2.5G帯の電波は完全に無駄になります。

と言うことで、正直、ドコモへの割り当ては、単にドコモの「スペックブースト」の役割しかなく、有効利用と言う観点ではあまり有用ではないかなぁ、と言うのが私個人的な感想です。

じゃぁどこがいいかと言うと、まぁ順当なところを言えばUQなんですけどねぇ。今UQが持っているところからガードバンド10MHzを空けての割当と言うことに当初はなるわけですが、UQが旧WiMAXを巻き取ってTD-LTE化すれば、その間の10MHzも使えるようになるんですよ。もちろん、WCPが使ったとしても、UQとフレーム構成と同期を合わせれば使えるようにはなるんですが、競合事業者間でそこまで細かい部分を合わせこむのは現実的じゃないです。単純に周波数の有効利用を考えるなら、将来像まで考えればUQ一択。

あとは、グループ間のバランスもありますね。ソフトバンクグループはウィルコム・イーアクのグループ化で保有周波数で事実上トップ、加入者当たり周波数だととびぬけて多い。そう考えると、ドコモかKDDIグループに割り当てるのが順当、ってことになります。で、あとは加入者当たりって話になるとするとドコモ割当かなぁ、と言う結論にもなります。ドコモの要求はスペックブーストを指向しているとはいえ、束ねる方式でも書いた通り、束ねれば統計効果で容量増もできる、と見れば、容量観点でまるで無駄と言うわけでもないですし。

まぁこの辺は総務省のお役人と各社の話し合いになるのでどうなるかはわかりませんね。700Mのときのように、せっかくの広い帯域を細切れにするような無駄をやるのが日本の電波行政ですから、どういう結論になっても驚きません。

そんなわけで、2.5G新割当についての駄文でした。

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2012/11/21 10:00 · 事業考察, 技術動向 · (No comments)
2012/11/19 10:00 · ねこ · (No comments)

「最近にゃんこ分が足りんぞ」とおしかりのメールをいただいたので、続報。

せくしーしょっと。

「ん?」

と言う感じでかなりふてぶてしく居ついています。いつ里帰りするんですか。あなたの里は玄関を出て3秒のところにありますけど。どうなんですか。

相変わらず、人懐っこさはとびぬけています。足音、車の音を聞くだけで玄関まで飛び出してくるようになりました。あ、こいつは危険なので鈴つけてるんですが、玄関前に立っただけで遠くからチリンチリンチリン・・・と近づいてきて、玄関のすりガラスの向こうにぴたっと立って開くのを待ちます。わんこかよ。

あとは、たとえば、単に食器の片づけのためにダイニングとキッチンの間を往復しているだけでも、てくてくと後ろをついて歩きます。いったりきたりするたびにいちいち後ろにくっついてくるんですよ。こんなにゃんこ本当に初めてです。あれですね、イメージ的には、カルガモ親子のヒナ。

ずいぶんでかくなったのにものすごい甘えっこで、とにかくなでろかまえ抱っこしろとうるさいし。右肩に手を乗せるような感じで半身で抱っこすると、足がだらーんと伸びきってご満悦なポーズですよ。ほかのにゃんこは絶対にこんなに油断した姿になりませんよ。

一方、他のにゃんことの仲の悪さはあまり変わらず。もちろん、寝るときは当然のようにくっついて丸まって寝たりするんですが、相変わらず勢い余って噛みついて怒られてます。一匹は、完全に近づくのを警戒するようになって、近づくだけでシャー!です。唯一一番でかいやつだけは近寄らせるんですが、近寄って行って何となく甘えて勢いでガブっとやって怒られています。でかいやつは本当に気が優しくて怒るといってもにゃーっと言って頭をぱしっとやるくらいだったんですが、それが効かないのがわかってきたのか、最近は、叱るのに結構本気パワーを出して押さえつけるようになってきました。それでも懲りないんですよねぇ。

自分から突っかからなければ絶対に誰にもやられないと気付いているのか、こんな感じでゴロゴロと油断しまくりの毎日です。

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2012/11/19 10:00 · ねこ · (No comments)

【プレスリリース】各種お手続き・お問合わせに係わる受付体制の変更および新たなサポートサービスの開始について
これはひどい。なんだよ、「手続き一回300円」って。ひどすぎる。もちろん、MyWILLCOM使えって意味でしょうけど、私くらいのウィルコムオタクになると、MyWILLCOM手続き対象なんだけど最後の最後で「お客様のご契約はこのページからは手続きできません、オペレータにどうぞ」とか言って弾かれる回線いくらでも持ってますからね。本当に、いろいろ入力して、確認して、「実行」ってところまでボタンを押したところで、あんたの回線はダメー、って言われるんですよ。そういうのも、1回300円にカウントされるんですよ、間違いなく。いや、もちろん、そういうのは対象外って表向きは言うんでしょうけど、ウィルコムはそういうところで確実にミスをやらかす会社です。電話でこれこれこういう事情なんで無料ですよね→はい、と言うところまで確認しても、翌月請求書に入ってるわけですよ。っていうか、そういうめんどくさい事情がある人を除いたとしても、インターネットでの手続きができない人なんて山ほどいますよ。環境的な理由とかスキル的な理由とかで。請求書を電子化して紙でほしかったら追加料金ね、ってドコモ以外やり始めたときも、なんか汚い手で小銭取ろうと必死だな、とか思ってたんですが、とうとうサポート一件当たりで金取るようになっちゃいましたよ。なんか、ウィルコムがどんどん残念な会社になっていきます。しょんぼり。

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2012/11/8 10:00 · 品質動向 · 6 comments

いや、自分でやっといてなんですが、例の局数まとめの数字見てるとKDDIのLTEエリアがすごいことになってそうな局数で、ちょっと期待してて、でようやくエリアマップが公開されたっぽいので見てみました、っていう話なんですが。

私が、エリアを確認するときに主にリファレンスとして使っているのが、私の実家。もちろん身元バレはいやなので公開しませんが、2000年代前半はドコモmovaとウィルコムPHSしか入っていない場所で、FOMA?au?何それ?みたいな場所だったので、各キャリアがどのくらい本気でカバーしに行ってるかが良くわかる場所なんですよね。

もちろん、その後、FOMAもプラスエリアで入るようになって(でも居間の床に置くと圏外になるけど→レピータ入れてもらいました)、それからしばらくしてauも入るようになって(こちらはとりあえず床においても大丈夫)、ウィルコムが入らなくなって(オイ)、ソフトバンクは未だにエリア端が2km先をうろうろしてて、っていう状況で、まぁこのイメージが私の中の各社のエリアの実力そのものなんですが、そこを基準にしてLTEを見てみますと、っていう話になるわけで。

ドコモLTEは、実家の最寄の役所(市役所支所=5km先)さえもカバーしてなくて、完全にアウト。一番近いエリア端が7km先です。これはひどい。ソフトバンクは、4G(AXGP)の方が実家から1kmくらいのところに端っこ、4G LTEが2km先のところに端っこがある感じでいずれも支所はちゃんとカバーしてます。なんだかだでソフトバンクはとりあえず持ってるロケーションのところまでは頑張って攻めてるってことですね。ウィルコムPHSロケーションにもちゃんとAXGPが建ってるみたい(でも実家まで届いてないけど)。ドコモ弱。

問題のKDDI。マップ見たら、3Gと全く同じでした(拡大してみると申し訳程度に端っこが30メートル縮んで見える、くらい)。拡大予定とかじゃなくて現況エリア内。本当の端っこは実家から数km山奥に入ったところにあるので、たぶん居間の床においても大丈夫。800MHz使ってるからとはいえ、これはちょっとすごいことになってるみたいです。さらに免許情報見ると、800MHzのLTE基地局はほぼ全部10MHz幅(75Mbps対応)だからうちの実家も75Mbpsエリアってことなんですけど(まぁその「ほぼ」から外すのが我が実家クオリティなんですが)。とにかくKDDIの本気っぷりが怖いです。ソフトバンクがこれ以上広がる可能性は薄いし(3Gさえ来てないし)、ドコモもなんだか全然やる気ないみたいだし、どうやらLTEはKDDIを選ぶしかないですわこれ。

ってことで、私の中のLTEエリアの実力は、KDDI>ソフトバンク>>>>>>>>>>>ドコモです。ドコモ、なんか不真面目すぎじゃない?ちびちびと850MHz帯のLTE局建てたりしてるみたいだけど、これはなんというか・・・丸2年近く先んじていてこれってのは、もはや怠慢以外の何を疑えばいいのかわからんです。

とりあえず遊び&緊急回線用のスマホは次もKDDIで安泰ですかな。っていうか実家のブロードバンド回線もLTEにしちゃえ(今は何度も断られたところをゴネて無理やり引っ張ったADSLで1Mbps未満)。なんだかだでフィーチャーフォンがドコモ以外選びようがないのでメインはドコモを使うしかないんですが、それにしても、各キャリアのエリアに対する真剣さが昔とまるっきり逆転しちゃってる感じがするんですよねぇ。ってことで各キャリアLTEエリアの私的実力見極め個人的メモでした。

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2012/11/8 10:00 · 品質動向 · 6 comments