スマートフォン 表示
メールフォームでよろづ質問受付中
スマートフォン速度統計への人柱ご協力をお願いします。
2012/1/25 23:59 · ニュースコメント · 1 comment

【新着情報】世界最小、最軽量ケータイ。エイビット製 WX03A<ストラップフォン>発売!
今日発売。まだ、どういう運用にするか悩んでます。一番悩むのが、やっぱりEメールが使えなくなること。長い間使ってきたpdxアドレスを捨てられるかどうかなんですよね。いや、PRINを使えば送受信も可能なんですけど、そのPRINを接続できる端末がなくなってきちゃってるのもポイント。このためだけにデータ端末を再契約するのも馬鹿らしいし。あと、指定受信とかの設定もできなくなっちゃうのは厳しい(Eメール設定は契約端末からしかいじくれない)。そう考えると、やっぱりメインはEメールが使える端末を残しておいて、サブでこの端末を買い、着信はドコモ側に集約をかけ発信でだれ定だけをうまく使う、という運用がベストなのかなぁ。WSIMで定額プランGを使えるという環境はもはや二度と手に入らない模様なので、今メインのその構成を崩したくないし。着転番号通知が早期に始まることを期待してサブ端末をストラップフォンにしますか。
猫とスマートフォン
そういえばUQの猫はどこに行ったんでしょうね。猫ってCMとかのメディアには本当に使いにくいめんどくさい動物だけど、だからこそ、熱心で原理的な猫信者が後を絶たないんですよね。そういえばうちの子にゃんこ、かなりでかくなって、この前、ついに風呂デビューしました。一緒に湯船に浸かったらかなり固まってたけどほかの猫みたいに暴れたりしなかったので、徐々に慣らせば好んで入るようになりそうな予感。閑話休題。日本のケータイキャリアも猫使ったCMやればいいのにね。ソフトバンクとかで、白戸家のお隣でライバルの「黒窓家」とか出して、そこは家長が猫で、白戸家にいろんないやがらせしたりするんですよ。いやがらせというか猫だから空気読まないで勝手に上がっておやつ食べて帰ったりするんですよ。でも黒窓家も実はホワイトプランだからただともで仲良しなんですよ。なんだこの妄想。

tweet TWEET
2012/1/25 23:59 · ニュースコメント · 1 comment

オンライン広告、何秒まで我慢できる? ― 米 Poll Position 調査
15秒も我慢できるの!?・・・と思ったら、設問にそれ以下の選択肢がありませんでした。自由回答でいいなら、私は0秒だなぁ(笑)。っていうか、記事直前に全面広告を出すのが流行ってるけど、あれ、主流になってほしくないですねぇ。人間リソース(人生の時間)と収益のはなしをARPUの話で書いたんだけど、結局あれも、「確実に」時間を奪うことで収益化しているわけなんですよね。仮に一日にあれを10回目にするようになったとして、その時間は100%無駄じゃないですか。広告を見ようと思って記事リンクをクリックする人なんてゼロなんだから。だから一日150秒をドブに捨てるわけです。1か月10日で75分。1年で15時間。これだけの時間をただ捨てる。いやだなぁ。記事のわきに広告が出ているのはいくらでもOKだし、記事そのものが広告だってかまわない。だけど、本当に見たいものを妨害することがビジネスとして成り立つってのは、ちょっと。それって、TVCMと全く同じ発想じゃないですか。しかも垂れ流し前提のTV放送とは違い、WEBはオンデマンドで意思を持ってアクセスするものじゃないですか。100%じゃないですか、妨害率。記事を見ようと思ってクリックした次の瞬間に100%無駄な時間を捨てることを強制される。TVで結果を引っ張ってCMを入れるより悪質。TVで電源を入れた瞬間、チャンネルを変えた瞬間は100%CMしか流れていません、みたいなものですよ。悪質性が一ランク上。っていうかTVの悪習を模倣したうえで改悪再生産しなくてもいいのに。SKIPボタンがあることを免罪符にするつもりだろうけど、よく見なきゃわからないようなところに、スマホじゃ絶対に押せないような小さなボタンがあるだけだし、そもそも閲覧を100%妨害したという事実に変わりはないんだよなぁ。
3G/UMTS Mobile Subscriber base passes One Billion Landmark
3GPP系移動体システムへの加入者が10億人を突破した模様。加えて3GPP2系が2億2500万で、3G以降の加入者は着実に増えています。さらに、LTE事業者もすでに50を超え、LTEのみで1千万加入も間もなく。WCDMAサービスが日本と欧州実験特区だけでした、なんていう時代からわずか10年余りですっかり当たり前のものになりました。端末のチップセット技術の向上で、デュアルテクノロジ・トリプルテクノロジな端末もさほど高度な技術を持たないメーカでさえ作れるようになっているので、LTEでの加入者ベースの拡大はさらに高速なものとなるでしょうね。WCDMA過渡期とは違い、LTE移動機を持っていれば、WCDMAもGSMも意識せずに使えちゃうわけで、普及を妨げる「互換性の壁」はもはやほとんどないでしょうから。あぁ、3GPP2系の事業者はこれからが本当に大変でしょうね。LTEとのデュアルチップは事実上の特注品ですから(LTE/CDMAデュアルチップはチップベンダ各社ラインナップには入っているけど実際はほとんど特定事業者向けにカスタマイズされたものらしいよ)。
ポケベルは死んだのか? ― iPhone アプリOnPageの最新版が登場
まぁアプリ屋さんから見れば、その機能だけで評価した結果ポケベル(ページャ)は携帯電話で代替可能と判断するでしょうね。ただ、無線屋さん的に見れば、ページャの特徴は携帯電話で代替するのはかなり難しいもの。たとえば、特にスマートフォンのアプリという観点でいえば、スマートフォンのアプリでは必ず双方向チャネルを開いた状態でしか情報を受信できないため(いくらUDPを使っても無線上のACKは必ず必要)、ページャ特有の「一方通行チャネルだけで呼び出しが可能」という特徴は実現できませんし、もちろんながら、ページャ特有のごく低い周波数で超広範囲をカバーするという呼び出しエリア構成も携帯電話システムでは実現できません(周波数の空きの問題ではなく携帯電話システムが技術的にそのような低周波数超広域セルに対応不可能)。もちろん送達確認ができないという不利はありますが、それを補って余りある送達性の高さこそが、ページャの本領です。携帯電話でこれに似たことをやるためには、それこそ緊急地震速報と同じ仕組みを使うしかなく、それでさえ、ページャ方式とページャ周波数の電波伝播特性による圧倒的な送達性の前には児戯同然。だから、「本当の緊急用」としてページャシステムは残ってほしいと思うのですが、こういったアプリ屋さんが「ページャと同じことができますよ」と表面的な売り込みをすることで、本当に必要とする人が本物のページャと携帯アプリ上での疑似ページャの違いを理解することを妨げているのは嘆かわしい限り。この辺はゆれくるコールと本物の緊急地震速報の違いの話と構造は全く同じですね。もっと、世の無線屋さんは声を発するべし。
AQUOS PHONE SH-01DとF-06Cに不具合、ソフトウェア更新開始
前から思ってたんだけどすごいよね、ITmedia。ソフトバンク端末の不具合絶対報じないの。ケータイwatchだと今日、このドコモ端末不具合とほぼ同時刻にソフトバンク103SHの不具合報じてるんだけど、ITmediaが報じたのははこっちのドコモ不具合だけ(笑)。実はちょっと前に統計とってみたら、公式含めITmedia以外が報じたソフトバンク端末不具合件数とITmediaが報じた不具合件数の比率、なんと4割を切っていました(笑)。実際の不具合の4割しか報道していない。逆に、au不具合になると、公式もケータイwatchも報じてないけどITmediaだけが報じた、という謎の不具合(笑)がたくさんあって、件数が1.5倍くらいになってたりして。ここまで偏向があからさまだと、ねぇ。ってことで、基本的にITmediaの記事でコメントを書くことはこれまでもほとんどないし、今後もよほどのことがないと取り上げない予定です。※[追記]ケータイwatchだってやってるだろ!とかいう突っ込みがあったんですが、「他もやってるだろ」って言い訳ってソフトバンク独特ですよね。工作員の香り(苦笑)。あと、一応以前にとった統計(笑)では、ケータイwatchは、公式発表の不具合に対してドコモ、au、ソフトバンクともに約90%~100%の報道率でした。対して、ITmediaは、ドコモ90%、au150%(公式以上にあるのは、内容的には2chの噂を「不具合」として報道したものなど)、ソフトバンク40%という超偏り報道。たぶん、キャリアごとのニュース担当者のピックアップ基準がすごく違っているっていう話なんだろうけど、まぁそういう意味であってもニュースの品質が悪いというのは感じるわけで。

tweet TWEET

2012/1/24 10:00 · ひとりごと · 1 comment

しばらく使ってきて、全体的な使い勝手も見えてきたのでここいらで再度レビュー。

まず、動作速度とかその辺の全体的な快適さについてですが、うーん、デュアルコア云々っていうことを考えると、ちょっと何か足りない感じだよなぁ、って感じです。正直、シングルでクロックも低いEVOの方がまだ快適かもしれない、というくらい。やっぱりバックグラウンドでメーカ謹製のサービスが大量に動いているのが、全体的なパフォーマンスを落としているのを如実に感じます。

なんつーか、あからさまに使わないという意思表示がある状態なら、サービスも停止してほしいんですけどね。サービスの中で一番CPUを食っているのが、AirportWidgets。常時、このサービスがCPU使用率トップです。ホーム画面にはこれに関係するウィジェットは一つもおいていないし、手動で停止しても全く動作に不都合はないのですが、数分ほっとくと当然のごとく自動復帰してCPUをドカ食いしてくれます(幸いバッテリ使用量は低いみたいなんですが)。

あともう一個めんどくさいのが、au one Marketアプリ。超不安定。基本的に、起動にやたら時間がかかる(測ってみたら最初の読み込みバーが出るまで6秒)。EVOだと1秒だったものが、6秒ですよ。何か確実にARROWZ Z特有の問題を抱えています。

あと、端末のアップデートを当てるたびにぶっ壊れる。そのたびに「アップデートのアンインストール」をして、再度立ち上げて「アップデート適用」して、するとそこでまた勝手にこけて、何度も再起動して、ってことを繰り返して、5~6回繰り返すと何とかau one Marketのトップページが開く、みたいな感じ。しかも、アップデートを当てた時以外でも勝手にぶっ壊れてくれることが多くて。Battery Mixで見てて、突然au one MarketアプリのCPU占有率が上がってたりして、おかしいな、と思ってau one Market立ち上げようと思ったら真っ白の画面で固まったまま、みたいな。

しかもサービスとして裏で何かやってるので、上記の「起動に6秒」もあるし、勝手に「ぶっ壊れた」状態になることもあるので、この「裏でなんかやってる」時の起動時間やぶっ壊れてフリーズって状態になってCPUぶん回して、って感じで爆発的にバッテリを消耗してくれます。残念ながら使わなきゃいい、という問題で済まなくなってる。もちろんキャリアチェック済みの比較的安全なアプリを使いたいという要求も満たせないし。私の端末だけなのかなぁ。一度出荷時リセットしても変わらなかったし。ここまでひどいとさすがに問題だと思うんだけど。

こういった感じでパフォーマンスに関してはメーカ製またはキャリア製のアプリとサービスの不安定さが足を引っ張っているようです。加えて、システム全体の安定性も、EVOに比べると圧倒的に不安定で、しょっちゅう落ちます。しょっちゅうといっても、頻度としては3日に1回とかなんですが、何もせずにポケットに入れている間にいつの間にか落ちてる、というようなことが多くて、「待ち受けのための通信デバイス」としての信頼性は激低です。これもたぶんメーカ謹製のサービスが余計なことをしているんだろうなぁ、という感じ。

はっきり言って、そんなにヘビーな使い方はしてないんですよ。使うアプリの99%はブラウザ。残り1%の中にマーケットとかスケジューラとかが入っている程度。ホームやロック画面をカスタマイズするようなものも入れていませんし。もちろんCPUや電源系をいじくるものもなし。自分で入れたウィジェットなんて、写真を張り付けるだけしか機能のない単機能写真ウィジェット。本当に、初心者がスマホを持ったらこんな使い方になるんじゃないかな、という程度の使い方しかしていません。これでこの不安定さは、ねぇ。

ということで、何度かアップデートはありましたが、目に見えて改善、というところは特にないです。むしろアップデートのたびにau one Marketがぶっ壊れてCPUぶん回してくれるので、アップデートそのものには不満しか感じていません(苦笑)。全体的に、軽くしようとか小さくしようとかいうモチベーションってゼロなんだろうなぁ。au one Marketなんてアップデートのたびにアプリ本体のファイルサイズがでかくなってるし。小さく出来ない病=大企業病、ですね。この辺の、やればやるほど不満が出てくる、っていうの、KDDIと富士通東芝の組織が悪いのでしょう。

ってことで今日は不満たらたらのレビューでした。

tweet TWEET

2012/1/24 10:00 · ひとりごと · 1 comment
2012/1/23 10:00 · その他技術ネタ · (No comments)

ドコモL-09Cの無線LANルータ機能がおかしいという事件(?)が起きていて、これに関して何か思いつくことがないでしょうか、というご質問をいただきました。

リンク先のページのさらにリンク先にいろんな検証結果が出ているので、まずはそちらをご覧いただくとして、結論から言うと、不可解すぎて訳が分かりません。もうここまで来ると実装上のバグとしか言いようがないような気がします。

前にもちょこっとWi-Fiのことは書きましたが、Wi-Fiってかなり実装が自由なんですね。特に、マイクロ秒レベルでの送信タイミングの実装なんてのはもう完全にフリー。好き勝手に動いてよし。ただし、送信する前に他の奴がいないかちょっとだけ確認してね、という仕組み。

で、無線LANルータとして動く、つまりAPとして動くときは、単に通常の通信パケットだけでなく、ビーコンパケットを定期的に送信します。これが出ているか出ていないか、というのが要するにSSIDが見えるかどうか、ということにほぼ相当します。

このビーコンパケットも、原則として一般のパケットと同じように、送る直前に周辺を調べます。ちょっと調べて別の電波が飛んでたら少しだけ送信を後ろ倒しします。その後ろ倒しした先でもまた別の電波が飛んでいたら、また後ろ倒し。ってことを繰り返しているといつまでも送れません。つまり、周辺がすごく混雑していると、このビーコンパケットさえ送れなくなる、ということが起き得ます。

実際には、送る直前のひと調べ、ってのは、その送ろうとする無線LANチャネルの受信電力の測定、ということになります。どんな電波が飛んでいるかを調べるのではなく、単純に「電力」。なので、複数のAP関連の雑音がものすごく低いレベルで飛んでいても、その「合算値」が判定基準になります。なので、いくら個々が弱くてもあまりに大量のAPがある場合、「送ろうと思ったら雑音多いからちょっとタンマ」を繰り返す、という動作をすることは十分にあり得ます。

ただ、一般的にはそれで完全につぶれるようなところはそもそも無線LANチャネルは「空いていない」と判定すべきところなんですよね。ひょっとすると件のL-09Cは、そういうところも「弱いけど空いてるよね」と勝手に判断してそこに自分を置く、みたいな動作をするのかもしれません。

一方、「完全に干渉がなくなる」か「強くて支配的なAPが見える」ようになると、件のL-09Cは電波発射を再開するようですが、これは、支配的なAPが見えれば、「あ、そこは避けよう」と判断して空いている別のところに逃げる、ので送信できるようになるのかもしれないと考えられます。

ただ、実際には、干渉でビーコン送信が阻止されるような状況はまず起こりません。正直に言うと、弱いAPの電力の合算でたまたま送信不可な状況が出来上がっている、っていう説は私自身信じていません。

ってことは、L-09Cは何か全く別の基準で「あ、何とか送信はできるけど、このチャネルなんかあまり良くないからちょっと送信休んで別の無線チャネル調べてみよう」みたいな動きを繰り返しているのかもしれません。無線機ってのは一度に一つのチャネルにしかチューニングできませんから、他のチャネルを調べている間は送信停止です。その送信停止状態と、戻ってきてちょっと送信してみて、っていう状態を行ったり来たりしているのかもしれません。

たとえば、一つのビーコンパケットを送信するのに、連続して何回か失敗(測定結果が悪くて送信後ろ倒しをしちゃった)を繰り返した場合、このチャネルはもうダメだ、と判定するような独自基準が入っていて、しかもその「連続何回」ってのがかなり厳しい基準(せいぜい2回か3回)だったりした場合、その辺に転がっているシチュエーションでも十分に再現できる可能性があります。「空いていると判断する基準が甘い」「パケット送信直前審査がちょっと厳しめ(受信電力値に多少マージンを持たせている)」「独自のダメ判定基準が厳しい」という条件がそろうと、こういう動作になる、かもしれない、という感じです。もちろん、チャネル自動選択のアルゴリズムなんて100社あれば100通りですから、もっと複雑な事情の絡み合いがあるとは思いますが。

ただ、気になる実験もあって、L-09Cを空き缶に閉じ込めたら完全に送信停止しちゃったっていう結果。他のAPも完全に見えなくなってるくさいのに、送信停止しているのは、全く解せません。

ってことで、Wi-Fiの仕組み、無線の特性、って観点からこの謎の現象は説明できそうもありません。やっぱり、L-09Cのバグかなぁ、としか。ってことで解決になってなくてごめんなさいですが、思いつくのはこんなところかなぁ、の一言でした。

tweet TWEET
2012/1/23 10:00 · その他技術ネタ · (No comments)
2012/1/20 10:00 · 品質動向, 技術動向 · (No comments)

先日の「LTE仮想化によるスピードアップ」から奇しくも同日発表のWCPのクラウド基地局の話につながった、LTE仮想化ノードによるエリア構築スピードアップの話、twitterにて「拡充スピードだけが本当に大切だろうか、本当に大切なのは品質ではないか」とのご指摘がありました。

全くその通りなんです。実は、あの仮想化のお話、逆説的に「最近の雨後の筍的LTEってのはそういった汎用で品質の担保できない怪しげなものでもある」ということを含ませる意図もなきにしもあらず、で。

確かに、専用設計のハードと専用設計に近いOSの組み合わせってのは、コスト的に非常に高額になるし小回りもきかないものになりがちです。しかし、ハードもOSも、そしてその上で動くノードソフトウェアも自社設計であるということは、かなり品質を自在に設計できるということでもあるんです。

もちろん、従来通り超高品質なものを維持してもいいし、あえて品質を落としてネットワーク側のマージンを稼いでも良い、そういうことができるのは、やはり専用設計品だと思うんですね。

一方の仮想化していく方は、とにかく安くて速いんだけど、詰め込めば詰め込むだけ品質担保レベルが必然的に下がっていきます。おそらく究極的には、やっぱりハード1台に1ノード、という構成だけが品質を担保できる構成で、それ以上を詰め込むことは、同一ハード上・同一メモリ上でお互いが情報雑音となって確率的に品質が担保できない状態になるんではないかと思うんです。

これは、何もLTEノードに限った話ではなくて、昨今のエンタープライズシステムの仮想化の話とかに対しても個人的には同じことを思っていて、一つのソフトウェアエンティティやデータベースエンティティを仮想化かつ分散化していく過程で、他のエンティティと同じメモリを共有することによりお互いが情報雑音になることが、どうしても気持ち悪いなぁ、と思ってるんです。個人的には嫌いな考え方。

昔のリアルタイムOSならメモリ管理はほぼ100%できるのが普通でしたが、最近のノンリアルタイムOSではどうしても確率的にメモリ競合が起きてしまうもの、と思っていて、実際、今までいろんな機器・ソフトウェアの開発や検証を見てきた(傍観してきた;笑)中で、必ずメモリ競合によるごく低い確率での動作不具合は起きていて、しかもそれは根本的に解決不能で、だけどその確率がものすごく低いことがそれを製品として成り立たせている、そういうものをたくさん見てきました。

一つのハードを複数のソフトウェアで共有することはそのメモリ競合を必ず起こる状態にすることだし、仮想化エンティティを増やすということはその起こる確率を倍々ゲームで増やすということです。だから、「何十もの基地局を仮想化して一台に収めた」というのは、品質という観点では必ずしもほめられたものではない、と私は思います。

とはいえ、黎明期にあってはとにかく品質よりもユーザに見えるエリア面積です。要するに営業上の見せ方の問題として、やっぱり「展開速度」は経営上もっとも強力な武器なんです。ということで、さて今後ドコモ・KDDIが、高品質なノードでどのように「整備速度で向かってくる敵」を迎え撃つのか、というあたりが興味深いわけですね。そんなわけで「ドコモさんKDDIさん、メインプランとは別に新興事業者対策の抜け道プランを用意しといた方がいいですよ」という意味のコメントなのでした。でわ。

tweet TWEET
2012/1/20 10:00 · 品質動向, 技術動向 · (No comments)
2012/1/19 23:59 · ニュースコメント · 3 comments

高速無線通信AXGPの実地テスト、東京都心部で速度は60Mbps超
おおー、なかなかいい結果が出てるじゃないですか。WCPのAXGP(TD-LTE)はウィルコムPHSロケーションを活用するインフラのはずなので、低い位置に細かく分割して基地局を置くことになり、ということはそれだけ局所的には高い実効スループットが期待できることになります。ただ一方、セル境界が大量に生まれてしまうため、SFN(Single Frequency Network)であるTD-LTEにとっては多干渉領域が多数生まれてしまうというもろ刃の剣。その辺が、「基本的に速いんだけど時々すごく落ち込む」というような形で表れているのでしょうね。WCPは今実質20MHzしか持っておらず、同社のTD-LTEは20MHz幅をフルに使うので、周波数設計による干渉低減が難しく、今後はこの「セル境界問題」が実サービスでどのような影響を持つことになるのかがポイントとなりそうです。余談ですが、旧XGPは全制御情報を1スロット(PRU)に集中しMAP情報は各ユーザのアンカースロットに集中するという設計だったため、きちんとキャリアセンスをすれば干渉を100%除去できる仕組みでした。惜しい技術を亡くしました(苦笑)。
95%以上を“クラウド基地局”で展開、ソフトバンク傘下のWCPがAXGPのインフラ戦略を説明
わはは、昨日書いた「ノードの仮想化によるLTE整備の加速」、本人がしゃべっちゃった(笑)。汎用で強力な処理能力を持つサーバ装置に、仮想化した基地局を大量にぶち込む、これも、LTEがフルIPだからこそできる技。あとは無線部だけ手当てして安定・高速な光回線でつないであげるだけ。ちなみに、ベースバンド(BBU)と無線部(RRH)の間のインターフェースというのもこれまたすでに標準化されています。というか、GSM時代からこの標準はありました。日本だけはその標準を長らく無視し続けてきたのですが(旧PDCの資産があったので国際標準に準拠できない)、WCPのように新しくセルラー系を始めたところはおそらくこのインターフェースも完全標準のものを使っているでしょう。つまり、RRHさえ社外品を適当に調達できるようになるわけです。汎用サーバによる仮想化基地局と汎用のRRHによるLTE整備、という形が間違いなく主流になるはずです。いつまでも独自開発しているドコモ・KDDIはインフラ整備のスピードで後れを取りかねませんよ。

tweet TWEET
2012/1/19 23:59 · ニュースコメント · 3 comments
2012/1/19 10:00 · 品質動向 · 1 comment

最近、通話料がどこが安いのかどこがつながりやすいのかというのがさっぱりわからなくなったのでまとめてほしいですという趣旨の質問をいただきました。PHS-MOBILEの方にいただいたご質問なんですが、一応全モバイルに関係ありそうなのでこちらでまとめてみます。

といっても、通話料についてはほぼ横並び状態になっているので、通話料に関してはあまりまとめる余地がないというのが実情です。なんですが、定額周りで違いがあるのでここであえてまとめてみると。

ドコモ KDDI ソフトバンク イーモバイル ウィルコム その他
代表プラン タイプXi プランZ ホワイトP スマートPライト 新定額P
網内定額付き基本料 1480 980 980 1980 1450
網外定額付き基本料 1980 2430
通話料/30秒 21 21 21 18.9 21
網内家族定額 24H 24H 24H 24H 24H
網内特定相手定額 24H 24H 01~21 24H 24H
網内定額 24H 01~21 01~21 24H 24H
網外定額 なし なし なし 300回/10分 500回/10分

それからついでに個人的なエリア・つながりやすさの感覚をまとめると、

ドコモ KDDI ソフトバンク イーモバイル ウィルコム その他
都会エリア 十分 十分 地下個店不安 地下個店不安 地下個店ほぼ不可
郊外エリア 十分 十分 十分 十分 屋内不安
地方過疎地エリア 十分 十分 不十分 不可 不十分
都市部混雑 不安 やや不安 不安 なし なし
駅混雑 逼迫 不安 逼迫 不安 なし
郊外混雑 なし なし なし なし なし

特に混雑状況に関しては私の主観と又聞きが100%なので十分に注意してください。

そういうわけで、通話料に関しては、イーモバイルがわずかに安いものの、基本的には21円で横並び。定額に関しては、Xiで網内100%定額を作っちゃったドコモが大手では一歩抜き出ていて、イーモバ・ウィルコムはそれに加えて網外定額オプションを持ち対抗している、という感じ。こうやってみると、定額通話の先駆け的存在だったソフトバンクが今ではもっとも定額対象が狭い事業者になっちゃってるんですね。

混雑に関しては、もうドコモに関しては身をもって体感したうえで「ダメ」の烙印を押させていただきます。都内だと、近くを電車が通過しただけでパケットが完全に止まるとか、さすがにおかしい。一方もう一つ使っているauの方は今のところ不安なし。一度だけ、大きな乗換駅でパケットがつながらなくなったことがあるくらい。ソフトバンクは私自身はわかりませんが、「ドコモと同程度かそれ以下ですよ」というメールをいただいたものを信じるなら、ということで上のような評価。一応データ通信での逼迫具合ですが、音声も基本はそれに準ずるはずなので。

イーモバは最近は使っていないのですが、やっぱり大きな駅では怪しいという声も聞くので、auと同程度かなぁ、と。ただそれ以外は結構快適みたいです。ウィルコムは、「混雑?それなに?」状態。先の大震災でもつながらなかった時間は地震直後の5分程度でしたから。まぁ100kbpsオーダーの速度しか出ないパケット通信はさすがに今のご時世では厳しいのですが、いざというときの通信手段としては一番つながりやすいはずです。そういう意味で、ブラウザもメーラも載せてない端末を一台持っておくのは悪くない気がします。

という感じで簡単にまとめてみました。追加要望や混雑状況に関する情報などありましたらぜひお寄せください。

tweet TWEET
2012/1/19 10:00 · 品質動向 · 1 comment
2012/1/18 23:59 · ニュースコメント · 2 comments

キヤノン、実売12万8千円で全12色インク対応のインクジェットプリンタ
もう日本のインクジェットはいやや。モデルが変わるたびにインクカートリッジの互換性が失われるしそのインクも全くもたないし。今使っているプリンタ、トータルで十数回の使用でインクカートリッジほぼ全滅。合計7千円くらいのカートリッジ代、これで印刷できた枚数でせいぜい30枚程度。1枚200円以上のコストです。50枚セット可能な印刷紙トレーをプリンタ購入から一度も交換することなく2順目のカートリッジ交換が間もなくです(苦笑)。電源を切って1日程度放っておくだけで次の使用の時にノズル清掃と称して莫大なインクを使うなんてのは、もう、インクを無駄遣いするためだけの仕組みですよね。清掃が目的なら清掃専用の洗浄剤タンクを持ってればいいんだから。それもこれも、日本のメーカのビジネスモデル、「カートリッジ代で儲ける」が悪いんです。いくら本体が安くても、この高コストはちょっとありえない。だけどほかに選択肢がないという悪循環。徒歩1分以内にコンビニでもあれば全部ネット印刷に切り替えたいんだけどなぁ。海外製で汎用インクの使えるタンクを備えたようなやつ知ってたら教えてください。

tweet TWEET

オススメの記事

2012/1/18 23:59 · ニュースコメント · 2 comments