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NEC、KDDI や Google などから太平洋横断大型光海底ケーブルを単独受注
無線分野ではすっかり影の薄くなったNEC、久々に元気そうなニュースで何よりです。日本の無線機分野では一大勢力だったNEC、日本含め世界中で携帯電話基地局を失注しまくってて、基地局RFで隠れた世界的メーカになった富士通とは対照的でちょっと心配していましたが、光とマイクロでは元気そうですね。日本の数少なくなってしまった基礎技術の継承者としてNECには頑張って欲しいものです。

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グリーとビッグローブ、快適な通信レスポンス維持のための技術検証を実施
BMPって初めて聞いたんですが、相手方の内部BGPの情報まで取得して管理できるようなプロトコルなんですかね。たぶん、ただ取得するまでなんでしょうけど、取得した情報をもとに自サイト側の内部BGPを最適化とか、あるいは、障害時の最適経路再検索を高速化とか、いろいろ使い道はありそうです。・・・が、結局、オンラインゲームとかのレスポンスの最大のボトルネックって、結局、サーバなんですよね。経路が問題になることって、たぶん、100の問題があったらそのうち1か2くらいだと思います。処理能力が足りてないなんて単純な問題だけじゃなく、分散サーバの中の一台だけがレスポンスが超落ちてて、でも全体システムとしては正常だから気づかれずにそのままになってる、なんていうパターンだったり、結構サーバサイドの問題ってあると思うんです。サーバ屋さんがんばれー。

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ボールペンのように細い線を描けるスマホ/タブレット用スタイラスペン発売
スマホ用のスタイラスペン、どれもこれも、ペン先がやわやわでペンの書き心地が無いものばかりだったので、これを試してみようかなあ。いずれにしろ、普通の切っ先に反応できないって、静電容量式の最大の弱点ですよね。その点だけは、やっぱり感圧式の方が圧倒的に良かった。ZaurusとかW-ZERO3使ってる頃なんて、普通にペンを持って仕事をしている最中に、そのペン先で端末に手書きでささっとメモを入れたりできてたんですけど、今じゃそれができない、いちいちペンを置いて持ち直さなきゃならない。ビジネス的な用途で言えば、てきとーなペン先に反応できるって、すごく重要なことだと思うんですけど。私が歳を食っちゃっただけなんですかねえ。静電容量式と感圧式のハイブリッドとか作ってくれないかなあ、なんて思うんですが、たぶんOS側が対応できないんでしょうね。
【レポート】ソフトバンク第1四半期決算は2期連続で過去最高に
去年はIFRS移行調整で利益が出ていてもそのことには深く触れずに「買収で超成長した!」と言っておいて、今年減益になったら「いや去年は調整で一時的に増えてただけだから」ですって。えーと、こういうのなんて言うんでしたっけ?二枚舌?

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Wi-Fiでスマホに音楽CDを直接取り込めるCDレコ Wi-Fi、Android/iOS両対応
あ、これいいなあ。今家の中にたまりたまったガラクタの大処分キャンペーン中なのですが、学生の頃に買った大量のCDをどうするかで迷っていて。捨ててもいいんだけど、一度は気に入って買った楽曲を捨てるのは惜しいっていう気持ちもあり。と言って、いつの間にかうちのPC類は全部オプティカルドライブレスになっちゃってて取り込むために外付けドライブを買うのか、でPCに繋いで延々作業・・・うーん・・・状態。スマホで気軽にワイヤレスで取り込めるならこれが一番かも。
お盆前に高速道路の通信速度調査、新東名・東名はソフトバンク優位に
測定場所がSA/PAだけってのがポイントでして。ソフトバンクが東名高速のSA/PAを運営しているNEXCO中日本と、SA/PAへのWiFi設置の排他的契約(他社のWiFi設置を拒否する義務のある契約)をしているらしいのは業界では有名な話。ソフトバンクだけがWiFiによる負荷分散ができるっていう有利な条件での比較なんですね。まあ、この手の記事は全部どこかの事業者の仕込みなのですが、この記事については、あー、なるほどね、って感じだったので。
Google、httpsで始まるサイトを検索結果で優遇、セキュリティ向上狙う
なにこの個人サイト殺し。独自ドメインで個人サイトやっている人は全滅ですねえ。証明書とるのもまだ結構高いし。そもそも証明書を発行するための演算コストの高さがHTTPSの安全性を保証しているのに、「みんなHTTPSにしろよなー」ってのは、どうなんでしょう。実は裏で証明書屋さんと繋がってるとか?(陰謀論)

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スプリントのTモバイル買収断念、米FCC委員長が歓迎
日本の総務省あるいは電監審もこのくらいラジカルな物言いをしてもいいと思うんですけどねえ。自由化による競争促進という全体方針に明らかに逆行する某社の買収吸収寡占化戦略に対して。はっきり言ってイーモバ・ウィルコムを吸収したあたりから、特に周波数資源の寡占については危険水域に近いですよ。そもそも特定無線局開設認定そのものを会社にくっつけた状態で売り買いできる制度が問題なんです。と言ってその言を極論まで持っていけば全周端数国有化なんてことになるので、それはそれでおかしな話。やっぱり周波数オークション的な有償での周波数払い出し制度の導入と、周波数そのものを資産として勘定し通常の資産税よりも高率の資産税を課すような財務・税制度が一番いい落としどころだと思うんですけどね。周波数を資産として勘定すれば、少なくとも周波数を保有しすぎることに対するタガにはなるはずなので。

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2014/8/6 23:59 · ニュースコメント · 1 comment

総務省の基本政策委員会が中間整理案、モバイルの禁止行為規制は見直しへ
どーでもいーけど、ワイモバイルのキャンペーンのMNP特典、「ソフトバンクからのMNPだけは除きます」ってのは、「差別的取り扱い」に抵触してると思うんだけど、大丈夫なのかなー心配だなー誰か確認してあげたほうがいいんじゃないかなー。
T-MobileがIliad買収案を正式拒否の見通し、買収額引き上げはあるか
ソフトバンクが買収を断念するはIliadの提案は拒否するわで、T-Mobileは完全に宙に浮いちゃいました。いや、普通に考えて第四位事業者として存続していけばいいだけの話なんですけど。買収合併による寡占化というのは単に某社の得意技常套戦略ってだけで、無理に再編なんてする必要は無いんですよね、本来は。それこそレイヤ分離を進めたいなら下位インフラを国営にしちゃえってところまで話を煮詰める必要があるわけですし、それよりも、いろんなレイヤの事業者がそれぞれの特徴を出しながら協力と競争を自由に進めるのが一番だと思うんです。そうなると困るのは寡占化戦略で会社を大きくしてきたソフトバンクだけで、ほかは誰も困らないんですよね。まあ、またディッシュが動いているっぽいですが、横統合による寡占化よりは縦統合による全方位競争の方が、ユーザのメリットは大きいとは思うんですけどね。

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2014/8/6 23:59 · ニュースコメント · 1 comment
2014/8/5 10:00 · 技術動向 · (No comments)

たくさん質問をいただいていて、長いものだと何ヶ月も放置しています。すみません。

できるだけネタとして取り上げていきたいところです。

今日は、キャリアアグリゲーション。

これって何なんですか?とか、どんなご利益があるんですか?(意訳)というご質問を何件かいただいています。

まず、キャリアアグリゲーションとは。

LTEの次の世代、LTE-Advanceの主要技術の一つで、これをもって、LTE系が正式に4G (IMT-Advanced)に到達するとされている技術です。まあ、今はIMT側も態度が軟化していて3.9G系も全部4Gって呼んでいいよ、ってことになってるみたいですが。

簡単に言うと、複数の搬送波(キャリア)を束ねる(アグリゲーション)技術です。終わり。ひどい。

さて、複数の電波を束ねる、というネタは、古くからネタに事欠きません。とりあえず、高速化と考えたとき、複数の電波を束ねるのは常套手段です。ただし問題は、たとえば、時分割の電波を複数束ねるなら簡単だけれども、周波数分割な電波を複数束ねるのは非常に難度が高い、ということ。TDMAなGSMやPDCやPHSでは早くから束ねる技術が出てきていたのに、CDMA系ではなかなか実用化されなかったのはそういうわけです。

異なる周波数の搬送波を「同時刻に」受信することは、簡単にはできないんです。それぞれの無線波にあわせた無線機と、そこから取り出した内部波形の処理部分(ベースバンド)が必要になるので、回路規模が大きくなりがちなんですね。

ところが、LTE、というか、OFDMAには、一つ、ズルができる点があります。それが、「もともと小さなサブキャリアを束ねた方式」ってところです。つまり、最初から束ねてるんですね。それを、比較的簡単な数学的処理で実現している。その数学的処理をハードウェアでごりっとやる方法もかなり古くに確立している。

となると、LTEで複数のキャリアを束ねることのハードルが一気に下がります。回路規模が小さくて済むようになるんですね。

また、それでもどうしても出てくるアナログ無線回路の部分でも最近、いいものが出てきています。というか、むしろキャリアアグリゲーションを当て込んだ新技術なのですが、離れた別々のバンドの周波数を選択的に透過するようなことを部品一個で実現するようなものです(ダイプレクサとかクアドラプレクサとか呼ばれているようです)。

こういった部品を使い、内部的な中心周波数(ベースバンド周波数)を上手くシフトして、最後にはサブキャリア束ね用の回路にまるっとぶち込む。それだけで、複数搬送波を束ねるという面倒な技術が実現してしまいます。

ということで、特にLTEでこれが出てきた理由は、これに加えて、背後の制御ノード技術の進化もあったりなかったりするのですが、その辺は省略。とにかく、こんな感じで複数の搬送波を束ねてハイスピードを出すのがキャリアアグリゲーション。

ただ、高速化するだけがキャリアアグリゲーションのご利益ではありません。重要なのは、複数の搬送波の中でデータ量が自動的にバランスされる、というところです。

この辺は古くからある「束ねる方式」とご利益は共通なのですが、ある搬送波が混雑していて別の搬送波が混雑していない場合。もちろん、混雑しているところの割り当ては少なめ、空いているところは多めの割り当てができます。ってことは、空いているほうに優先的にたくさんのデータを流していることになります。搬送波の間で自動的に負荷分散ができちゃってるんですね。

特にLTEが優秀なのは、それがかなり小さな単位(PDCPパケット単位)でできちゃうところ。たとえば、PHSの束ねる方式は、「マルチリンクPPP」を使っていました。この方式、束ねた複数のPPPが同期している必要があったので、搬送波間の負荷分散という意味ではほとんど無意味でした。それ以外の方式も、リンク間の受信連携、すなわち「基地局の裏側のフロー制御」にいろんな制限があるために綺麗な負荷分散がしにくかったのですが、LTEではそれがほとんどシームレスにできるような仕組みが整っています。

最後に。たとえば、20MHzの搬送波一つと10MHz+10MHzのキャリアアグリゲーション、結果としてどっちがいいの?というきわめてマニアックな質問について。

たいして変わらないと思います。ただし、制御シグナルのオーバーヘッドが多い分、スループットの面ではキャリアアグリゲーションの方が不利でしょうね。一方、移動時など電波環境が変わりやすい場合、別々の特性のバンドを束ねていることで「片方が悪くなってももう片方が大丈夫」という状況が起こりやすくなるので、キャリアアグリゲーションの方が安定するだろうと想像できます。それと、キャリアアグリゲーションだと上りは片方だけでいいので、電力密度を高くできる=上りが届きやすくなる=エリアが広め、ということも考えられると思います(この差は微々たる物になるでしょうけど)。

ということでキャリアアグリゲーションについてでした。

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2014/8/5 10:00 · 技術動向 · (No comments)