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2015/9/2 10:00 · ひとりごと · (No comments)

もうね、これ、賛同者が百二十八億人はいるはずだとおもうんですけどね。

いい加減に、カマボコ板の形から脱却しようよ、スマホ君、って話なんですけど。

スマホ全体が一枚板で、片面が前面タッチディスプレイ、背面とサイドに申し訳程度にいくつかのギミックがある程度、っていう今のスマホの形、いつになったら終わるんでしょう。

いやね、もうぶっちゃけちゃえば、iPhoneですよ。iPhoneがその形でひたすらモデルチェンジを繰り返して、しかもモデルチェンジのたびに原価は大して変わらないのに値上げをして、それでもひたすら買い続ける「よく訓練された消費者」がいる以上、この状況は絶対に終わらないってのは分かりきってるんですが、それでもやっぱり苦言を呈したいと思うのですよ。iPhoneスパイラルが終わらない限りスマホの進化(というか多様化)が絶対に訪れないと分かっていても、やっぱり一利用者として、カマボコ板スマホにはそろそろ隅に行って欲しいと思うわけですよ。

何度でも書きますけど、片面のほとんどが「操作エリア」。だから、画面をONにしている限り、常に誤操作の恐怖との戦いです。ちょっと昔のWindowsMobileのスマホとかだと、スライドスイッチ式のタッチロックとか付いてたりしたんですが(それもハードウェアレベルでタッチパネルやボタン入力の信号をカットするようなものなのでOS側やミドルウェアに仕掛けが要らない)、その程度の工夫をしているスマホさえ一台も無い。いや探せば一台くらいあるのかもしれないですけど、少なくとも、そういうちょっとしたユーザの利便性向上のための仕掛けをサボることでコストを下げて史上最大利益を更新し続けるAppleっていう会社がスマホ市場を牽引している限りは、そういうユーザ視点の仕掛けってのは出てこないわけです。何もかも、作る側の都合。部品点数を減らして実装を簡単にして試験工数も減らしたい、それだけ。それで端末が安くなってるならまだしも、毎年値上げし続けてる。それでもけなげに買い続けるスマホユーザたち。気付いてます?スマホユーザはメーカの奴隷ですよ。

あとタッチパネルのことでもう一つ言えば、「精密作業ができない」。別にしなくていいじゃんって思うかもしれないですけど、単純な、たとえば、WEBページ中の文字を選択する、ってだけの操作でも、相当な熟練が必要です。なぜかって言うと、操作すべき対象が必ず指の下に隠れるからです。表示部と操作部が一緒っていうのは、そういうことです。必ず表示の一部を操作のために浪費するってことです。どんなに高解像度のディスプレイを使っても、指の大きさは変わりません。無駄にするピクセル数が増えるだけです。タッチ操作が選択肢の一つであることは否定しないですけど、ほかの選択肢を与えないのはどうよ、ってこと。せめてカーソルキーくらいは載せようよ、って思うんですけど、結局そういうのを載せないのは、ユーザの要望じゃなくてメーカの都合。そういうのを実装する技術開発がめんどいから。パネル一個と、電源・音量ボタンがついた出来合いのモジュールをガチャンコして新しい形のケースをかぶせるだけで新商品完成。開発要素はケースの金型だけ。ほんと、よく訓練されたユーザに支えられたスマホ市場はチョロい市場ですよ。そんなチョロい市場で惨敗し続ける日本メーカもどうかと思いますけど(自分で「ソフト開発」できないってのがダメだってのは分かってるんですけどね、日本メーカのソフトはほぼ100%外注ですからね、品質・性能を粗々の仕様書でしか担保できないんです)。

ここまで舐められて口惜しくないのかスマホユーザたちよ!なんつってスマホ奴隷解放戦争でも始めてもいいんですけど、なんつーか、そこまでしなくても、もう少し声あげようぜ、って思うんですよね。まあ、消費者の手段は「商品の選択」しかなくて、今は選択肢がそもそもないから、カマボコ板スマホにNOを叩きつける手段が存在しないっていうのもあるし、そもそもよく訓練されたiPhoneユーザが仮にAndroidやWindowsに乗り換えるにしても慣れた形をついつい手に取っちゃうっていう○○っぷりを発揮してくれるから、少しでもへんな形のスマホを出すと大惨敗するっていう流れが定着してるわけなんですけどね。

という感じで愚痴ベースで毒吐きまくっちゃいましたが、なんかこう、もうちょっとメーカ側が余裕もってくれないかなあ、なんて思うんですよね。特にApple!なんでお前はそんなに保守的なんだよ!新しい形を提案しろよ!・・・強烈な「信者」に支えられた会社が市場を寡占するとどうなるかっていう後世へのいい教材になると思いますよ、今の状況。・・・いじょ。

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2015/9/2 10:00 · ひとりごと · (No comments)
2015/3/4 10:00 · ひとりごと · (No comments)

バッテリーとの戦いを今後も力強く推し進めて行く決意を新たにする無線にゃんですこんにちは。

バッテリーってめんどくさいですよね。いや、バッテリー自体はとても便利なものです。これがないと世の中の技術のほとんどが実現できてませんからね。無線通信においてはほぼ必須と言えます。

だからこそ、バッテリーはめんどくさい。充電しないと切れちゃうのがめんどくさい。こればかりはどうにもならないので文句を言ってもしょうがないんですけど、それでも、昨今のいろんな事情がこれにかみ合ってくると、めんどくささが一気に加速する未来が見えてきます。

ちょっと前は、携帯電話なんて一人一台、二~三日はバッテリーが持つのが当たり前でした。それが、最近では、スマートフォンを持っていれば大体毎日充電する羽目になるし、格安MVNOとか何とかが出てくると、携帯電話と格安スマートフォンの二台持ちになりました、って人も増えてきているんじゃないでしょうか。メイン回線がスマホだったりすると悲惨ですね。毎日、家に帰ったら二台充電をしなきゃならない。

さらにさらに。今度は、IoTだとかウェアラブルだとか言い始めてますよね。車やエアコンに通信機能がくっつく分にはぜんぜん問題ない。問題は、人が持ち歩くモノにまで通信機能が載り始めたら、ですよ。

まず今のところは、腕時計型ウェアラブルが流行の兆しですね。でも、あれって、バッテリ容量見れば分かるんですが、たぶん一日しか持たない。がんばっても二日とか?バッテリの残りを気にして腕時計を使うくらいなら毎日充電で安定です。今現在、ケータイとスマホを二台持っているとしたら、これで毎日充電器に載せる端末が三台に増えますよ。はっきり言って、この手間は大きい。

正直なところ言います。私、メインケータイ、サブのスマホ、サブのPHSと、三台が常時携帯の対象なんです。ケータイは三日、PHSは五日、スマホは一日、ってのが、充電サイクルなんですが、いつ充電したかなんていちいち覚えてらんないし、だったら全部毎日充電しちゃえばいいんですけど、その手間が本当に面倒で。充電コネクタ挿すだけってのは言われなくても分かってますけど、一日終わって家について一息、って時に三台の世話をするってのが億劫で億劫で。結果として、実は、PHSは充電コネクタ挿して家に置きっぱなしです。だから私の経験上、「毎日充電」対象が二台を超えると人間サボり始めるかどれかの携帯をあきらめる、ってことになると思うんですね。

まして、今って、移動体キャリアが、一台でもたくさん持たせようと必死じゃん?スマホにタブレットくっつけると安くしますよ、とかって。いいんだけどさ、かばんに入れてあるタブレット、絶対充電忘れるんですよね。うん、私だけじゃないと信じたい。

今後、タブレットやウェアラブルばかりじゃなくて、もっといつも持ち歩くもの、それこそ、ペンとか靴とかまで情報化しちゃったら、その充電の手間がとんでもないことになるわけですよ。だから、SFでよくあるような何でもかんでも情報化されちゃった世界って、実現しないよね、ってことで。

もちろん、今のままでは、って注釈付き。要するに、もっと簡単に充電できる仕組みがほしいんですよね。Qiなんてのはまだ出来損ない。どっかに書いた気もしますが、たとえば、家の床すべてが非接触充電対応とか。被充電端末を感知して対象の端末に入力。かばんに入れたままのタブレットやノートPCにも充電できるし、なんなら、ペンや靴だってかばんに入れっぱなしでも玄関に脱ぎ捨てても充電できる、みたいな。そこまでじゃなくても、充電パッドの上に対応端末を複数台スタックして置いてあっても全台均等に充電できる非接触充電方式ができるだけでだいぶ違いますよ。

そんなわけで、IoTとかウェアラブルとか言葉遊びを流行らせる前に、まずは無線通信の不便性トップランカーであり方式を問わず普遍的な課題である「バッテリ・充電問題」に優先的に取り組んでほしいなあなんて思うのでした。でわ。

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2015/3/4 10:00 · ひとりごと · (No comments)

auのスマホつかってるって話は書きましたけど、去年、au WALLET申し込むと1000円分おまけチャージ付いてくるよってのがあったじゃないですか。あれで申し込んだんですよ。

もちろん1000円は美味しくいただいたわけですけど、それ以降、ちっとも使ってないんです。っていうか、使っている人を見ない。

なんで使わないのかなー、って自己分析してみたんですけど。

あれって、要はクレジットカードそのものと同じ仕組みで、お金の出所が後払いじゃなくて先払いってだけなんですよね。だから、「クレジットカードを使うめんどくささ」と「事前チャージのめんどくささ」が相乗効果を発揮する、めんどくさい電子マネーランキング堂々一位と言ってもいい最低システムになっちゃってるんです(笑)。

まず、事前チャージが必要。オーケーオーケー。たっぷりチャージしておいたりオートチャージにしたりして解決しようか。え?VISAカードで支払ってるとオートチャージ不可?・・・みたいな。オートチャージ(かんたん決済)対応の支払い方法が少なすぎ。加えて、現金との合算で使うことも出来ないので、必ずチャージ額が半端に残るのも最低ですね。QUOカードとかの方がよっぽど便利(あくまで比較として、ね?)。

その上、支払うときにはサインが必要。オーケーオーケー、小額ならサイン不要だって言うんだろ?うん、そんなお店もある。超レアキャラだけどな!HAHAHA!コンビニで200円弱の支払いでサインさせられるなんて思わなかったわ。ダメなのはコンビニなんだけどさ、そもそも、コンビニは額の大小やカードの種類で対応を変えないことで業務の最適化を図ってるわけだからさ、いくら裏ではプリペイドだからってクレジットカードとして決済するなら同じようにサインを求められてもしょうがないわな。でもさ、一番利用シーンが多いコンビニでの決済の仕組みくらい考慮してカードシステム作ろうぜ、KDDIさんよ。

こんなことを今頃思い出したのは、昨日コンビニで、前で支払っている人がau WALLET出して、おにぎり一個とペットボトル二本の買い物に律儀にサインしているのを見たからなんですけどね。こっけいすぎる。その上並んでる人に迷惑すぎる(笑)。

ドコモ謹製のiDは無理なのは分かってるけど、せめてQuickPay対応にならんかったかなー、って思うんですけど。一応うち、光もauだしauスマホも二台あるからWALLETポイント結構たまってるんですけどね、肝心のau WALLETがこの体たらくじゃあ使い道がない。

持ってるだけなら損にも特にもならんから引き出しにしまいこんであるけど、ほんと、今のままのシステムだと、歴史に残る大爆死サービスとして名を残すよ?全員に千円配ったりチャージで何パーセントかおまけしたり、すさまじい販促費かけてましたよね?(笑)

[追記]サインが必要なコンビニってどこ?みたいな問い合わせ(?)が多かったんですけど、ふつーにセブンイレブンですよ?自宅最寄のところと会社最寄駅の駅前、どちらもクレジット使うとどんな少額でもサインさせられます。並んでいた前の人がau WALLETでサインさせられていたのもセブンイレブン。セブンイレブンならサインレスですよっていう指摘を頂いたりしてるんですけど、少なくとも私の経験上セブンイレブンはアウトなんですよ。オーナーのポリシーとかなのかなあ。トラブルのリスクを嫌うオーナーはサインレスを認めてないとかかも。

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2014/7/4 10:00 · ひとりごと · 1 comment

どうしましょう、という話。

今の私の状況は、
・ドコモ プランSS
・au LTEプラン
・ウィルコム 定額プランS
という感じ。ウィルコムの誰定はとりあえず外し済み。使わないので。

ドコモをカケホーダイに変えるのが一番良さそうです。一応それに備えて情報収集もしました。カケホーダイでも、くりこし&分け合いが適用されるとのことで、無料通話以外の通話料とパケット代が、くりこしアウトの分け合い分で充当できるそうです。

なので、家族の回線を旧プランのままにし、自分の回線をカケホーダイに。電話は基本的に自分の電話から。という役割分担で、家族外メールで多少かかるパケット料金を分け合いで吸収しながらほぼ毎月定額支払いを維持できそうです。

auのをカケホに変える案。なんだかだで私のauスマホはwifi接続での利用が非常に多く、月のデータ量は1GBにも届かないくらいです。となると、一番データの少ないプランで済み、その合計額が5566円。現在のLTEプラン+フラットの合計が5524円。ほぼ差額なしで通話定額になります。ドコモを変える案だとどうしても持ち出しが増えるところが、持ち出し増なしというところが魅力的、なんですが、電話番号が普段使わない番号なんて、それはそれで面倒なんですよね。相手に通知される番号が今までと違ってきちゃうので。

ウィルコムにスーパー誰定をつける案。ドコモ案より持ち出しが多く、利点はパケット定額も含まれるという点だけですが、パケットはauスマホで余してるんですよねえ。災害時とかにはPHSパケットは活躍するでしょうけど、そのときはそのときでスーパー誰定つけて無くても2800円でキャップのかかる準定額なので、普段から準備しておく必要性はなし。

ってことで、ドコモ案かau案かで迷っています。

ウルトラCでドコモをスマホに変えてau解約ってのも考えないでもないんですけど、やっぱりメイン電話がスマホってのは耐えられそうに無いですね。スマートバリュー割引のことも考えると、この案での総支払額はほとんど変わらないし。だったら電話とスマホは分かれているほうが何かと便利。

いろいろ考え中ですが、FOMAは当面は旧プランに戻せるので、ドコモを一旦変えてみて様子を見るのかなあ、という感じです。

面白い案があったらコメントにてお知らせください。

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2014/7/4 10:00 · ひとりごと · 1 comment

どうしてスマホにハードウェアキーが無くなっていっちゃったんでしょうね、と言うお便りをいくつかいただいています。本当にどうしてでしょうね。

片方の都合はよく分かるんです。作る側の都合。可動部って一番コストがかかるから作りたくないんです。何度でも書きますが、全面タッチパネルのカマボコ板が一番低コストで誰にでも作れるんです。ボタンだのヒンジだのをつけるとそれだけでどんどん設計難度が上がっていきます。

技術の蓄積が無くても、お試しレベルで作れちゃうのがカマボコ板。凝ったデザインになればもちろん複雑な組み立てラインが必要でそれなりの会社にしか作れないでしょうが、それでも、内部設計は簡単。出来合いの配置図どおりにチップとアンテナを配置するだけで作れちゃうレベル。一方物理ボタンがここに増えていくと、つまり、電気的な接点が余計に増えていくわけです。電気的な接点は無線設計上は厄介な邪魔者。ちゃんと技術があればそれでも性能の出るものを作れますが、それでは、新興国の安物にコスト競争でとてもかなわない、と言うことなんでしょうね。

作る側としては、一台作るごとにコストの発生するハードウェアに余計な仕掛けを入れるよりは、売れば売るほどコストを回収できるソフトウェアに力を入れたほうがいい、と判断するのは、自然なことだと思います。通信環境が整っているので、実際のコーディングは地球の裏でやっても良い訳ですし、であれば、一番人件費の安い国をいつだって好きなように選べる、と言うのも、ソフト重視の流れを強く後押ししています。

もう片方の都合。使う側の都合なのですが、こちらがよく分からない。確かに、タッチパネルがひとつあればあらゆる操作ができちゃうので、物理ボタンは必須ではない、ってことはよく分かるんです。ただ、思いのほかそれを不便と思う人が少ないんですよね。

むしろ、全部タッチパネルのほうがかっこいい的な流れじゃないですか、今。よろしくないですね(個人的に)。どうしてタッチ操作しかなくてまともに使えるのかが、まったくもってわからんのです。正直、タッチ操作情報端末の黎明期(palmとかzaurusとか)からタッチ機器をそれなりに使いこなしてきたと自負する私でも、タッチ操作はメインの操作方法にはなりえない、としか言えないのです。

まず、スマホを持ったとき、片面の9割以上が「触ると反応する操作部であり操作しないときは触っちゃダメエリア」ってのが苦痛。せめてタッチ部と把持部を分けてくれればいいんだけど、全面ですからね。あと、触って操作する前に操作しようとしている対象が間違っていないかどうかを確認できないってのも苦痛。タッチして操作が入力された後でタッチ位置がずれてたと初めて分かるインターフェース。物理キーなら今指がどのキーの上にあるかを操作する前に確認できる。もちろん確認しなくたって操作ができる。完全にマニピュレータとしてデグレ。

だと思うんだけど、いまいちこれを理解してくれる人がいないんですよね。なんで?タッチ操作なら全部できるし好きなところ押せるから便利だしフリックとかなんとかの新しい操作もできるじゃん。と言う感じで。もちろんその通りだから、タッチパネルをやめろなんていうつもりは無くて、タッチパネルを物理キーの置き換えにしちゃうのをやめろ、って話なんですけどね。理想の端末インターフェースの組み合わせは、Advanced W-ZERO3[es]。懐かしい。把持すべき場所はハードキー主体で誤操作なし、画面はタッチ操作可能。さらにQWERTYキーまで隠し持って。あれはWMだったのでタッチ操作が貧弱でしたが、あの形でAndroid作れたらかなりいいものになると思うんですけどねぇ。きっと売れないんでしょうねぇ(苦笑)。

質問への回答じゃなくて愚痴になっちゃいましたが、いろんな事情があるんでしょうね、と言うお話。ほんとに愚痴だなこれ。

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2013/3/25 10:00 · ひとりごと · (No comments)

なかなか悪くないっす。初代の不満点も改善してるし。

ってことで、詳しくはこっちの記事で。久々にあっちの記事書いたなぁ。

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2013/3/25 10:00 · ひとりごと · (No comments)

相手に何か話しかけるとき、なんとなく「 あ、」ってつけちゃいませんか。あ、今日はしょーもない話です。

たとえばコンビニのレジで。読み取りが終わって店員が袋詰めをしていて、で、支払いという段になったとき、店員が袋詰めの手を休めるのを見計らって「nanacoで」と言いたいとき、ついつい「あ、nanacoで」って言っちゃいませんか。私は言っちゃいますが。

この「あ、」、無線通信でいうところの「ランダムアクセス」に近い役割を果たしてるんですよね。あるいは、衝突型通信におけるフロー制御的な。

相手が聞ける状態にあるかどうかわからない、そもそも自分が話していいターンなのかわからない、その時に、瞬間的に「あ、」と言って相手の反応を確かめる、あるいは、その「あ、」が相手の言葉と衝突しないかどうかを確かめる、そういう役割があると思うのです。

「あ、」と言って相手の反応を見る、その時、その「あ、」に反応して相手が聞く体制になるかどうかを確かめる、また、言われた方も、「あ、」という言葉を聞いて、あ、この人は今から何かしゃべるんだな、と判断して聞くモードになる、っていう暗黙のプロトコルが成立しているように思うんですね。

「音波」という無線通信を行う場合に、やっぱりこの「あ、」は、ランダムアクセス、あるいは、フロー制御(RTS/CTS)として非常に重要な役割を果たしているんですよ。

一方、1対1で会話が成立していてほぼ連続的に会話が続いている状態ってのは、トラフィックチャネルが1対1で成立している状態なわけで、いちいち「あ、」を挟む必要はありません。必要なのは、あくまでしばらく会話が途切れたり、会話がなかった相手に話しかけるとき。無線ドーマント状態からの復帰でもランダムアクセスによりチャネル割り当てが必要なのと同じですね。

このエントリの一番最初の行にも「あ、」を使いました。これは、相手に対して何らかの問いかけをして相手の反応を待っている状態、という前提に対して、ちょっと待って、もう少ししゃべるのでしゃべらないで聞いて、の意味であり、この「あ、」によって、もう少しだけしゃべる時間のリソース割り当てを確保するための手順だったのです。

「あ、」(connection request)→「(目線、しぐさ)」(connection accept/assignment)→「(本文)」というプロトコルが成立しているんです。この手順の開始のきっかけが「あ、」なわけで、この「あ、」を省略して相手に話しかけるというのは、リソース制御型通信や衝突回避の仕組みを備えない衝突型ネットワークと同じで、古い世代のやり方に過ぎないわけです。

といって、ついつい「あ、」と言っちゃうことを正当化してみる今日のお話。

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2013/1/24 10:36 · ひとりごと · (No comments)

全然関係ないですが、先日、「ソーラー電波のシンプルなやつを愛用」と書いたら、具体的にどの時計ですか、っていう質問が来たので、ご紹介。

モノとしては、CITIZENのEXCEEDなんですが、同等の後継品が無くて、一番見た目が近いというと、コチラの機種になります。こいつは厚みが8mm超えですが、私が使ってるのは厚みが7mmのモデル。厚みで1mmの差はでかいです。なんで革ベルトタイプでケースが薄い後継品出さないんだろ。現行機種で薄いのは全部金属ベルトでギラギラしててダサいんですよね。

そんな感じ。

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2013/1/24 10:36 · ひとりごと · (No comments)